メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3485】光武 わがままドラゴン(みつたけ)【佐賀県】

2018.7.21 22:43
佐賀県鹿島市 光武酒造場
佐賀県鹿島市 光武酒造場

【H居酒屋にて 全4回の④完】

 異業種の仲間と山の会をつくっている。登れば必ずH居酒屋で反省会を開く。反省会とはすなわち飲み会のことだ。飲むために登っている感もあるほど、きちんと飲んでいる。

 その飲み会のとき、わたくしが飲んだことがない蔵の酒を持ち寄るのが、いつのころからかの“お約束”になっている。今回の初蔵酒は「白駒 本醸造」「利根錦 純米」「関娘 大吟醸 KU Brand」の3種類。これらを飲んだあといただいたのは「光武 わがままドラゴン」だった。

 この蔵のお酒は以前、「光武 手造り 純米」(当連載【2052】)1種類だけをいただいたことがある。さて、いただいてみる。

 I 「今風の酒だ」
 K 「そうそう」
 酒蛙「メロン似の吟醸香が立ち、フルーティー。甘みと旨みがあり、ふくよか、まろやか。辛みと酸があまり出てこない。しかし、飲み進めていったら、酸が顔を出してきた」

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料 米(国産)米麹(国産米)、原料米 山田錦(100%使用)、精米歩合50%、アルコール度15度」だが、特定名称の区分表示が無い。このスペックだと、純米大吟醸か純米吟醸である。それなのに、なぜ表示しないのだろう。等外米(規格外米)を使用すると、特定名称を名乗れず普通酒扱いになるのだが、このお酒はそうなのだろうか。もしそうだとしたら、ラベルにきちんと書くべきだとおもう。

 同じ蔵のお酒に「きまぐれドラゴン」というシリーズがあり、蔵のホームページはそのコンセプトを以下のように説明している。

「吉田龍一杜氏が年に一仕込みだけ『今一番挑戦したい日本酒を醸す』というコンセプトの下に立ち上げたブランドです。そのため同一銘柄でも酒質は年によって全く個性の異なる味わいとなります」

 ホームページには「きまぐれドラゴン」の説明はあるが、今回の酒の「わがままドラゴン」についての説明は一切無い。なぜだろう。ちなみにドラゴンは、杜氏さんの名前の「龍一」に由来する。

 この蔵の主要銘柄は清酒が「金波」(きんぱ)で、焼酎は「魔界への誘い」。なお、今回の酒の名「光武」は、蔵元さんの名字である。

酒蛙

関連記事 一覧へ