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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3479】屋守 純米中取り 仕込24号 直汲み無調整生酒(おくのかみ)【東京都】

2018.7.16 16:39
東京都東村山市 豊島屋酒造
東京都東村山市 豊島屋酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の⑥完】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回はS、Fが仕事のため欠席、5人での例会となった。

「白笹鼓 特別純米」「箱根海道 純米」という、わたくしにとっての初蔵酒を2種類飲んだあと、店主が持ってきたのは「SABA de SHU」。そして再び、「菊勇 吟醸原酒」「巖乃泉 吟醸純米」という初蔵酒。最後は定番「屋守」だ。今回は「屋守 純米 中取り 直汲み 無調整生酒 仕込24号」だ。このお酒が登場したとき、村上は「これ、間違いなく美味しい酒だよ」と断言する。さて、いただいてみる。

 酒蛙「おっ、うめぇ~」
 H 「そうそう。これだよ、これ。旨いなあ」
 T 「美味しいなあ。くいくい飲めるよ」
 KO「これ、いいね♪」
 T 「微発泡を感じる。微発泡が舌を刺激するよ」
 酒蛙「うん、微発泡あるある。美味しいなあ」
 T 「この酒はいい。さわやか」
 酒蛙「甘みと旨みが適度にある。酸もある。苦みもある。さっぱり、すっきり。しかししっかりした味わい。すっきりしたほろ苦さが、夏向きなんだろうね」
 H 「これ、いいよ」
 酒蛙「微発泡のピリピリ感がいいね。『屋守』は濃醇酸味酒のイメージだったけど、これは旨みが適度ですっきりとした味わいだ」

 瓶の裏ラベルに以下の口上が掲載されている。「喜怒哀楽が重なり合う時の中 その瞬間の気持ちにそっと寄り添い また、未来を変えるチカラの一杯に 蔵元一同」

 裏ラベルの表示は「仕込24号、原料米 広島県産八反錦、精米歩合 麹米50% 掛米55%、アルコール分16度、日本酒度 +1.5、酸度 1.3」。

「八反錦」は広島県立農業試験場が1973年、母「八反35号」と父「アキツホ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、1983年に命名、1984年に種苗法登録された酒造好適米。

 酒名「屋守」の由来とコンセプトについて、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「豊島屋酒造を守り続けていく気持ちと酒販店様、料飲店様の繁栄を守るような作品を醸し続ける思いから銘名いたしました。限りなく手作業重視の小仕込を行い、「香りよく優しい味わい」をコンセプトに醸し、全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵を行っております」

「屋守」について、蔵は「おくのかみ」と読ませているが、飲み手側はほとんど“重箱読み”で、「やもり」と呼んでいる。当然、蔵は承知の助で、瓶の裏ラベルにヤモリの絵を載せ、ヤモリの背番号として仕込み番号を入れている。ちなみに今回の酒は仕込24号だから、ヤモリの背番号は24番だ。

 プロ野球の背番号24の選手というと、横浜大洋・遠藤一彦、西鉄・稲尾、読売は、8時半の男の宮田のほか、中畑、高橋由伸らをおもい出す。中でも、遠藤一彦は印象に強く残っている。横浜大洋ホエールズのユニホームは、白と紺色のツートーンで、わたくしは今でも、プロ野球で一番カッコいいユニホームは、その白・紺だとおもっている。その中でも、着て一番似合う選手は遠藤だった。素晴らしい選手だった。

酒蛙

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