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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3470】旦 純米大吟醸 無濾過生原酒(だん)【山梨県】

2018.7.9 22:28
山梨県大月市 笹一酒造
山梨県大月市 笹一酒造

【H居酒屋にて 全3回の②】

 なじみのH居酒屋の暖簾をくぐったら、「新しい酒が入っていますよ」と店主。冷蔵庫を見ると、飲んだことがない酒が3種類鎮座している。おおっ、それなら飲まなければなるまい。H居酒屋でわたくしにとっての初めての酒を飲む場合、いつもは冷酒と燗酒の往復で飲むのを常としているが、この日は別の燗酒2種類を飲む予定で来たので、この新しい3種類は冷酒で飲むことにする。

 まずは「谷川岳 純米大吟醸 一意専心」。続いて「旦 純米大吟醸 無濾過生原酒」だ。「旦」は、今回の酒を含め、当連載で3種類取り上げている。さて、いただいてみる。

 酒蛙「甘い。メロンのようなジューシーなお酒」
 店主「味が出ているね」
 酒蛙「甘みが立つ。甘い果物を飲んでいる、というイメージだ」
 店主「好きな酒だけど、濃醇なので1合は無理かな」
 酒蛙「分かる。フルーティー&ジューシー&濃醇。甘みが旨みを伴い、旨みも甘み同様広がるが、辛み・酸味・苦みはあまり出てこない」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分17度以上18度未満、原料米 山田錦100%、精米歩合35%」。

 蔵のホームページは、「旦」のコンセプトについて、以下のように紹介している。

「この度、新ブランドとして『旦(DAN)』が誕生しました。
日本酒の味を大きく左右する麹作りと酒母造りは手作りで行い、最新式の洗米機や乾燥蒸気を自在に出せる吟醸甑、佐瀬式と永田式の2台の酒搾り機など、高品質を実現するために必要な醸造機器は積極的に活用します。
伝統的な麹菌と伝統型酵母を組み合わせ、香りと味わいの調和を何より重視し、食中酒としての日本酒の魅力を最大限に醸し出します。
日本酒の製造工程で麹作りが重要であることは間違いありません。
『旦』では、醸造酒としてのクオリティをさらに引き上げるため、酒母造りに力を入れています。醸造乳酸に頼らない伝統的な山廃造りを中心として酵母菌・乳酸菌の複合発酵酒母の技術を磨いています。
『旦』は、醸造アルコールと醸造乳酸に頼り切った現代の酒造りを安易に踏襲せず、山廃造りを徹底的に研究することで、伝統的な酵母菌・乳酸菌の働きを極限まで活かし、日本酒の最高峰を目指します」

 酒名「旦」の由来について、地酒販売・佐野屋のホームページは以下のように説明している。

「ラベルで一際目を引く、力強い『旦』の一文字。
この文字は、NHK大河ドラマ『平清盛』の題字でも有名な、『ダウン症の女流書家』金澤翔子さんによって書かれました。
名前の由来は『日本一の酒』の『日』と『一』から『旦』という意味の他に、日本一の山、富士山から見える日の出もイメージされたということです。
特別な日に飲んで頂きたい。そんなお酒が『旦』です」

 この蔵の主銘柄および蔵名「笹一」の由来について、蔵のホームページは「笹一の笹は酒を意味し、一は酒の日本一を目指すという思いを込めて命名されました」と説明している。

酒蛙

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