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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3448】七賢 天鵞絨の味 純米吟醸 生酒(しちけん びろーどのあじ)【山梨県】

2018.6.21 23:55
山梨県北杜市 山梨銘醸
山梨県北杜市 山梨銘醸

【B居酒屋にて 全9回の①】

 なじみのB居酒屋が、訳あって引っ越しすることになった。急な話だったようで、新しい店のフロア面積は半減するとのこと。この店は約200本の全国各地の地酒を冷蔵庫に入れているのが魅力。店舗面積が減れば、酒の本数も落とさなければならない。しかし「大丈夫ですよ。安心してください。蛙さんが喜びそうなお酒を引き続き入れますよ」と店長はうれしいことを言う。

 ということで、新装なった店を訪問、瓶ラベルの写真が上手く撮れそうなカウンター席に座る。最初に選んだのは「七賢 天鵞絨の味 純米吟醸 生酒」だった。「七賢」は、今回を含め、当連載で5種類を取り上げている。B居酒屋ではこれが2種類目。さて、いただいてみる。

 「すんげぇジューシーな酒だ!」。おもわず、声に出る。甘みが立ち、南国の果物のような味わい。甘旨酸っぱい。実に旨い。舌先に若干、ピリ感がくる。中盤から、太い酸が出てきて、味全体を支配する。飲み飽きしない酒。濃醇酸味フルボディー酒ながら、きれい感がある。濃醇酸味フルボディータイプの酒を飲むのは久しぶり。アテ要らずの酒で、文句なくおいしい。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「名水の里・白州にて、南アルプス甲斐駒ケ岳の伏流水で醸した純米吟醸です。爽やかな口当たりと軽やかな吟醸香を引き出すため、丁寧な長期低温発酵管理を行いました。決して派手ではないが、さりとて地味でもない、七賢の定番の純米吟醸として長年親しまれてきた一本です」

 裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合57%、アルコール分15度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「七賢」の由来についてコトバンクは、「酒名は、天保6年(1835)に信州高遠城主・内藤駿河守より『竹林の七賢人』の欄間を贈られたことにちなみ命名」と説明している。

酒蛙

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