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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3401】白龍 純米(はくりゅう)【福井県】

2018.5.23 0:09
福井県吉田郡永平寺町 吉田酒造
福井県吉田郡永平寺町 吉田酒造

【B居酒屋にて 全7回の③】

 ほぼ1カ月ぶりにB居酒屋に顔を出す。B居酒屋は冷蔵庫に約200本の清酒を常備させている。ときどき冷蔵庫をのぞき、これまで飲んだことのない酒を探し出して飲むことを楽しみにしている。

「19 Le cerisier rose m'apporte 生酒」「尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 旬吟 生詰」と飲み進め、3番目にいただいたのは「白龍 純米」だった。

「白龍」といえば、せんだって、同じB居酒屋で「白龍 純米吟醸 直汲み 無濾過生原酒」(当連載【3393】)を飲んだばかり。「白龍 純米吟醸 直汲み 無濾過生原酒」は、酸が非常に立ち、旨みもたっぷり、超濃醇な激旨酒だった。そのイメージが強く脳裏に残るまま、今回の酒をいただいてみた。

 酸が立つ。非常に立つ。しかし、さらり感・さっぱり感・きれい感・すっきり感・軽快感がある。せんだっての超濃醇酒とは真逆だ。独特な含み香。木香かとおもったが、微表に違う。アルコール的香りでもない。しかし、時々経験する味わい。う~む、何に例えればいいんだろう??? 味の表現は非常に難しい。旨み(こく)は適度で、甘みはすくなめ。中盤から辛みと苦みが出てきて、支配的となる。酸が立ってさっぱりとした酒質なので、疲れず飲み飽きしない。宴会酒に最適だ。ぐいぐい飲み続けられる。

 瓶の裏ラベルは、この酒を「限定吸水で丁寧に原材料処理を行いました。ふくよかで味わい豊かながらも後口スッキリです」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「精米歩合70%、アルコール分15.5度、原料米 福井県産米100%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 この蔵がある福井県吉田郡永平寺町には「白龍」を醸す吉田酒造と、「黒龍」で有名な黒龍酒造があるから面白い。「黒龍」の名はコトバンクによると「酒名は、九頭竜川の古称『黒龍川』にちなみ命名」。また「白龍」の湯代は、福井県酒造組合のサイトによると「白山を望み、九頭竜川がすぐ近くを流れていることから」とのこと。

酒蛙

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