メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3376】綾菊 國重 純米吟醸 無濾過 原酒生(あやきく くにしげ)【香川県】

2018.5.7 21:57
香川県綾歌郡綾川町 綾菊酒造
香川県綾歌郡綾川町 綾菊酒造

【日本酒研究会月例会 全5回の①】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回はKO、T、KI、わたくしの4人が参加した。

 店主が最初に持ってきたのは「綾菊 國重 純米吟醸 無濾過 原酒生」だった。「綾菊」は以前、「綾菊 特別純米 荒走り生原酒」(当連載【2784】)をいただいたことがある。今回の酒のラベルを見て、KOが「この酒はきっと旨いぞ。そんな“顔”をしている」と予言する。さて、いただいてみる。

 酒蛙「う、う、うまいっ!!!」
 KO「ラベルを見て旨そうだ、という予想が当たったね」
 酒蛙「濃醇でアルコール感が強い。どっしり感のある味わいだ」
 KO「この酒、いいね。後味がいいね」
 T 「そう言われてみれば、そうかな」
 酒蛙「甘み、旨み、酸、辛みが出ており、余韻は辛み」
 KO「おいしいなあ。期待以上の味だよ」
 酒蛙「濃醇で、舌先にチリチリ感をすこし感じる」
 KO「好きだな、これ」
 T 「チリチリを感じてきた」
 酒蛙「濃醇で力強い酒質だが、キレが良いため、後味にくどさを感じない」

 瓶の裏ラベルはこの酒を以下のように紹介している。

「香川県綾歌郡綾川町山田地区は大正天皇ご即位にあたり主基斎田に勅定された良質のお米が出来る地域です。このお酒は、その地域で地元の農業法人様と契約栽培した酒米『オオセト』を原料に醸した数量限定の純米吟醸無濾過原酒生です」

 裏ラベルの表示は「香川県綾歌郡綾川町山田産 契約栽培米オオセト100%使用、仕込水 綾川の伏流水、精米歩合50%、アルコール分17度」。

「オオセト」は農林水産省中国農業試験場が1966年、母「奈系212」と父「コチカゼ」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。1979年に命名された。

 酒名および蔵名「綾菊」の由来についてコトバンクは「酒名は、ヤマトタケルノミコトの孫・綾黒丸が初めて酒づくりをしたと伝えられる旧称『綾郡』に蔵があることにちなむ」と説明している。

 また、酒名の「國重」はサブブランド。蔵のホームページは「全国で初めて杜氏の名を冠した香川の銘酒『国重』」と説明している。現代の名工で蔵の名誉杜氏・国重弘明さんの名字にちなむ。

酒蛙

関連記事 一覧へ