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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3367】日本万歳 純米大吟醸 雄町 木村式 奇跡のお酒(にほんばんざい)【岡山県】

2018.5.1 22:44
岡山県倉敷市 菊池酒造
岡山県倉敷市 菊池酒造

【B蕎麦屋にて 全6回の⑤】

 なじみのB蕎麦屋が地上げにかかり、近くに移転した。移転後、お祝いのためすぐ行こうとおもったが、「落ち着いてから来てよ」と店主。移転後すぐだと、千客万来のため、わたくしたちの相手ができない、ということなのだろう。

 で、開店からほぼ1カ月後に店を訪れた。メンバーは、いつものタケちゃん(わたくしが主宰する山の会のコック長)と奥さんの「ちふみん」だ。「喜楽長 生酒 辛口 純米吟醸」「墨廼江 純米吟醸 雄町」「刈穂 純米吟醸 六舟」「竹雀 超辛口 純米 うすにごり 生」と飲み進め、5番目にいただいたのは「日本万歳 純米大吟醸 雄町 木村式 奇跡のお酒」だった。

 このお酒を店主は、木箱入りでドドーンと持ってきた。木村式とは、青森県弘前市のリンゴ農家木村秋則さんのことだ。木村さんは無肥料・無農薬でリンゴを生産。その著作「奇跡のりんご」はベストセラーになり、阿部サダヲ、菅野美穂の共演で映画にもなった。

 木村式のコンセプトについて、蔵のホームページは以下のように説明している。

「晴れの国とも呼ばれる自然環境豊かな岡山の地にて、『奇跡のりんご』で知られる木村秋則氏の自然栽培方法 に共感したメンバーが集い、木村氏らの指導のもと、肥料・農薬・除草剤を使用しない自然栽培米を生育・収穫。この自然の恵みのお米で醸したお酒が『木村式奇跡のお酒』です。 平成22酒造年度の純米吟醸酒を皮切りに、現在までに純米大吟醸酒、純米酒などをラインナップに加え、造りを行っております」

 また、瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「『奇跡のりんご』で知られる木村秋則氏の提唱する、肥料・農薬を使わない木村式自然栽培によって岡山特産の酒米『雄町』を収穫しました。この自然の恵みのお米を40%まで磨き上げ、蔵元自ら丁寧に醸した純米大吟醸酒が本酒です。華やかな香りと、なめらかでありつつ雄町のもつふくよかさを備えた味わいが織りなすハーモニーを、冷やしてお楽しみ下さい」

 さて、いただいてみる。

 ちふみん「すごく飲みやすい。香りがほわんと来て、フルーティーで、全然くどくない。甘みあり、酸味あり、アルコール臭くない」
 店主「洗練されていますね」
 ちふみん「水の如しだ」
 酒蛙「上立ち香がフルーティー。リンゴとメロンを合わせたような香り。まず、甘みがくる。甘みは旨みを伴う。甘みがあるけど、くどくなく、キレがかなり良い。余韻は辛み。酸の出方がすくない。奥の奥にわずかに酸がある。ややまったりとした飲み口のお酒だ」

 蔵のホームページはこの酒を「華やかな香りとなめらかな舌ざわり、コクとキレを併せ持つ上品なこの純米大吟醸」と紹介している。

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米品種 岡山県産木村式自然栽培米『雄町』100%使用、精米歩合40%、アルコール分16度」。

 酒名「日本万歳」の由来について、蔵のホームページは「日本の自然の恵みに感謝と誇りの気持ちを込めて、日本万歳」と説明している。

 また、この蔵の主銘柄は「燦然」(さんぜん)。その由来について、蔵のホームページは「数多ある日本酒の中にあって一段と輝く 素晴らしいお酒でありたいと願いをこめた酒銘『燦然』」と説明している。

酒蛙

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