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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3329】粂の井 純米大吟醸 原酒(くめのい)【愛媛県】

2018.3.31 21:12
愛媛県松山市 後藤酒造
愛媛県松山市 後藤酒造

【日本酒研究会月例会 全7回の④】

 異業種間の酒飲み会である日本酒研究会。2007年にスタート以来、毎月欠かさず開催、足掛け12年目に入る。人事異動でメンバー交代があり、現役メンバーは7人。今回は7人全員参加。とくに新メンバーSが初参加という記念すべき例会となり、いつになく盛り上がった。会場はいつものM居酒屋だ。

 会では日本の全現役蔵の酒を飲もう、という無謀な目標を持っている。M居酒屋の店主はこれに賛同、わたくしたちが飲んだことのない蔵の酒をせっせと取り寄せてくれる。今回は愛媛県の初蔵酒5種類を出してくれる、という。ありがたい。感謝感激だ。「仁喜多津 純米吟醸」「小冨士 超辛口 日本酒度+12」「虎の尾 大吟醸」と飲み進め、店主が4番目に持ってきたのは「粂の井 純米大吟醸 原酒」だった。いずれも、見るのも聞くのも初めての酒だ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「おおっ、今日これまで飲んだ3種類と酒質が同じ傾向だ。これはびっくりだ」
 F 「そう。同じ路線だ」
 S 「直前の『虎の尾 大吟醸』より、すっとくる」
 T 「しっかりした味。甘みがある」
 酒蛙「うん、コメの旨味と甘みを感じる」
 S 「おいしい」
 H 「おいしいけど、量をいっぱい飲めない酒かな」
 酒蛙「酸が出ている。旨みが舌にまとわりつく。質感というかボリューム感というか、厚みたっぷりの酒だ。余韻は辛み」

 蔵のホームページはこの酒を「兵庫県産の山田錦を40%になるまで精米し、400余年の伝統の技で醸した最高の一品です」と紹介している。ホームページのチャートによると、この酒の酒質は「やや淡麗で辛口」に分類されている。

 ラベルの表示は「兵庫県産 山田錦100%使用、アルコール分16.0度以上17.0度未満、精米歩合40%」。

 ラベルには「創業 慶長7年 1602年」と誇らしげに書かれている。かなりの老舗蔵である。

 酒名「粂の井」(「久米の井」ともいう)の由来について、コトバンクは「酒名はその地名に由来」と説明している。調べてみたら、蔵の所在地は愛媛県松山市南久米町だった。なるほど、である。

酒蛙

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