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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3328】虎の尾 大吟醸(とらのお)【愛媛県】

2018.3.30 13:12
愛媛県宇和島市 西本酒造
愛媛県宇和島市 西本酒造

【日本酒研究会月例会 全7回の③】

 異業種間の酒飲み会である日本酒研究会。2007年にスタート以来、毎月欠かさず開催、足掛け12年目に入る。人事異動でメンバー交代があり、現役メンバーは7人。今回は7人全員参加。とくに新メンバーSが初参加という記念すべき例会となり、いつになく盛り上がった。会場はいつものM居酒屋だ。

 会では日本の全現役蔵の酒を飲もう、という無謀な目標を持っている。M居酒屋の店主はこれに賛同、わたくしたちが飲んだことのない蔵の酒をせっせと取り寄せてくれる。今回は愛媛県の初蔵酒5種類を出してくれる、という。ありがたい。感謝感激だ。「仁喜多津 純米吟醸」「小冨士 超辛口 日本酒度+12」と飲み進め、店主が3番目に持ってきたのは「虎の尾 大吟醸」だった。いずれも、見るのも聞くのも初めての酒だ。さて、いただいてみる。

 F 「いいっすね」
 酒蛙「直前に飲んだ『小冨士 超辛口 日本酒度+12』に、吟醸香を加えたようなイメージだ。すこし華やか」
 S 「とろみがある」
 T 「しっかりとした味わいの酒だ」
 酒蛙「味が強い。旨みが舌にまとわりつく。最初の『仁喜多津 純米吟醸』にタッチが似ている」
 F 「そうそう。今日これまでの3種類、みんな同じようなタイプの酒だ」
 酒蛙「甘・旨・酸が出ており、しっかりとした味わい。ふくよかな飲み口。余韻は辛み」

 蔵のホームページは、この酒を以下のように紹介している。

「兵庫県産山田錦の特選米を38%まで精米して造ったぜいたくな辛口のお酒です。山田錦特有の味と香りをお楽しみください。冷蔵庫で冷やしていただいても、ぬる燗でもおいしく飲んでいただけます」

 瓶の裏ラベルの表示は「使用原料米 山田錦100%、精米歩合38%、アルコール分16度以上17度未満、楽しみ方:8~12度に冷やして、燗はぬる燗でどうぞ」

 蔵のホームページは「虎の尾」のエピソードを以下のように紹介している。

「今を去ること二世紀あまり昔、寛政5年(1793)に一揆を起こした土地の百姓たちに、吉田領伊達3万石の在郷町『宮野下』にあった、時の上酒屋『桑名屋』当主、桑名屋半兵衛が労をねぎらうために振る舞ったのが、清酒『虎の尾』であります。西本酒造は、上酒屋『桑名屋』が造り上げたこの酒を、二世紀を越えて受け継ぎ造り続けています」

 では、なぜ「虎の尾」なのか。これについて、「日本の名酒 自宅にいながら蔵元巡りの旅」のサイトは、以下のように説明している。「"虎の尾"の命名は、名前は伊予吉田藩のお殿様が名づけたといわれ、18世紀の末には文献に登場するほど歴史のある銘柄だそうです」。結局、分からずじまいだった。

酒蛙

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