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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3311】基峰鶴 特別純米 無濾過生(きほうつる)【佐賀県】

2018.3.15 0:06
佐賀県三養基群基山町 基山商店
佐賀県三養基群基山町 基山商店

【TT居酒屋にて 全9回の③】

 酒友T、N、Dと飲むことになった。異業種・同業種同席。共通しているのは酒が好きなこと。場所は、なじみのTT居酒屋。Nは利き酒師で、さすが、なかなか鋭いコメントを発する。共通の酒友Sは、今回は欠席だ。

「天明 純米大吟醸 夢の香40 無濾過 直汲み生酒」「望 bo: 純米吟醸 玉栄 初しぼり 生原酒」に続いて選んだのは「基峰鶴 特別純米 無濾過生」だった。「基峰鶴」はこれまで4種類を飲んでおり、うち1つの「基峰鶴 純米大吟醸 北雫 生」(当連載【3144】)は、今回同様、TT居酒屋で飲んだものだ。さて、今回のお酒はどうか。

 酒蛙「甘みが出ている。フレッシュ感がある」
 T 「発泡感と甘みのバランスが良い。甘みが発泡を抑えているっていうイメージ」
 N 「うすにごりだね」
 酒蛙「うん。甘みと酸がいいね」
 N 「ホント、酸がいい」
 酒蛙「いいなあ。中盤から辛みも出てくる」
 N 「いいですね」

 全員から好評のお酒だった。
 
 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 全量レイホウ、精米歩合60%、アルコール分16度、上槽日29.11.22、杜氏 小森賢一郎」。

「レイホウ」は農林水産省九州農業試験場作物第1部作物第1研究室が1959年、母「ホウヨク」と父「綾錦」を交配、育成と選抜を繰り返し開発。1969年に命名されたコメの飯米用品種。1972年には西日本を中心に15万7,000ヘクタールで栽培され、品種別作付面積では全国3位だったが、次第に作付が減り現在は、佐賀県、福岡県を中心に栽培されている。もともとは飯米用だったが、いまは酒米の掛米としての利用がほとんどだ。

 蔵のホームページは酒名の由来を「銘柄の『基峰鶴』は、国の特別史跡基肄城がそそり立つ基山の山懐を悠然と舞う鶴の優美な姿から名づけられたものです」と説明している。

酒蛙

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