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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3303】一白水成 特別純米 ささにごり 生(いっぱくすいせい)【秋田県】

2018.3.9 11:43
秋田県南秋田郡五城目町 福禄寿酒造
秋田県南秋田郡五城目町 福禄寿酒造

【B居酒屋にて 全5回の④】

 ほぼ1カ月ぶりにB居酒屋に顔を出す。B居酒屋は冷蔵庫に約200本の清酒を常備させている。ときどき冷蔵庫をのぞき、これまで飲んだことのない酒を探し出して飲むことを楽しみにしている。

「ばくれん 吟醸 超辛口」「田中六五 糸島産山田錦 純米 生」「長陽福娘 純米 無ろ過 生 山田錦 限定直汲み」と飲み進め、4番目にいただいたのは「一白水成 特別純米 ささにごり 生」だった。

 近年、全国的に日本酒の質の底上げが図られているが、県単位で比較するならば、秋田県がダントツで底上げが図られている、とわたくしは個人的におもう。その秋田県、実力銘柄が数多い中でも、近年の躍進目覚ましい銘柄の一つがこの「一白水成」と個人的におもっている。

「一白水成」は飲む機会が多い酒で、これまで当連載で9種類を取り上げている。今回の酒はどうか。

 甘み、旨み、もろみ香味(麹バナともいう)はいかにも「ささにごり」(うすにごり)の味わい。香り穏やか。やわらか、ふくよか、やさしいタッチで、酸も立っており、甘旨酸っぱい味わい。ジューシー感がある。余韻は苦み。酸がアクセントになっている。酸と苦みの出方が良く、実に旨い。

 瓶のラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合 麹米55% 掛米58%」。

 酒名「一白水成」の由来について、蔵のホームページは、《「白」い米と「水」から「成」る「一」番旨い酒=「一白水成」》と説明している。

 また、この蔵の主銘柄「福禄寿」の由来について、コトバンクは「酒名は、福徳の神福禄寿にあやかり、長命への願いを込めて命名」と説明している。

 この蔵は、江戸・元禄元年(1688年)の創業。

酒蛙

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