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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3295】めでたの戌 純米吟醸(めでたのいぬ)【京都府】

2018.3.2 21:45
京都府京都市伏見区 招徳酒造
京都府京都市伏見区 招徳酒造

【スーパーで買った酒 全3回の①】

 わたくしは、無謀にも全国の全現役蔵の酒を飲むことをめざしている。このため、豚妻のお供でスーパーに行くときは、酒コーナーをのぞくことにしている。居酒屋や酒屋さんのラインナップとスーパーの酒コーナーのラインナップは微妙に違うからだ。ひとことで言えば、居酒屋さんや酒屋さんに並んでいない酒がスーパーにあるのだ。

 今回、スーパー4店をまわり、わたくしにとっての初蔵酒を3種類ゲットした。帰宅し冷蔵庫に入れ、晩酌酒としていただいてみた。まずは「めでたの戌 純米吟醸」から。

 干支ラベルの酒はこれまでも何種類か飲んでいるが、招德酒造の干支酒は初めて。一般的には一升瓶か四合瓶に干支ラベルを貼る蔵が多い中で、今回の酒は専用のキュートなラベルが楽しい。さて、冷酒でいただいてみる。

 香りはほのか。さっぱり、すっきりした飲み口。中盤から余韻は酸味。酸味は辛みと旨みと苦みを伴う。若干、昭和レトロ感熟成感的香味がある。味の要素では酸が一番出ているとおもった。酸が出ているから、飲み飽きしないお酒。しかし240MLだから、飲み飽きする前に無くなってしまう(苦笑)

 瓶の印字はこの酒を「冷酒からお燗まで楽しめる、味わい豊かな純米吟醸です」と紹介している。
 
 また、蔵のホーム―ページはこの酒を以下のように紹介している。

「創業1645年の京都の老舗、招德酒造がお届けするキュートな干支ボトル。愛嬌たっぷりのイヌは杜氏によるデザイン。賑やかな宴の様子が楽しい時間を盛り上げます。伏見の名水で醸した豊かな味わいの純米吟醸です。冷酒からお燗まで幅広くお好みでお楽しみいただけます」

 遊び心満点の絵は、なんと杜氏さんのデザインだったのだ。遊び心は、いい酒を醸す大きな要素である、とわたくしはおもう。酒に限らず、仕事をするためには遊び心が必要だ。

 瓶の印字は「京都産米100%、精米歩合60%、アルコール度数14度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 この蔵の歴史について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「招德酒造は、正保2年(1645年)洛中にて酒造業を営んでいた木村家が大正中期に名水の里・伏見の現在地に移転。昭和18年に四つの醸造場と合同して共栄酒造として認可されました。その後、酒銘と同じ招德酒造に変更して今日に至っています」。

 主銘柄「招徳」や蔵名の由来について、コトバンクは「酒名は、明治天皇の宸筆『福以徳招』に由来」と説明している。宸筆(しんぴつ)は、天皇の自筆の意。

酒蛙

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