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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3259】老亀 特別純米(おいがめ)【広島県】

2018.2.7 23:35
広島県山県郡北広島町 小野酒造
広島県山県郡北広島町 小野酒造

【中国地方のお酒 全6回の③】

 広島県、山口県、島根県を旅行した。パック旅行だったが、空き時間を利用して、酒屋さんをのぞいた。自分が飲んだことがない蔵の酒を探すためだ。わたくし、無謀にも、全国の現役全蔵の酒を飲むことを目標にしている。こうして、6種類の酒をゲット、まとめて自宅に宅配便で送った。

 今回の酒「老亀 特別純米」は、JR広島駅の駅ビルに入っている酒屋さんで見つけた。後日、自宅で晩酌酒としていただいた。

 上立ち香はメロン香がほのか。含むと、メロン香が適度に広がり、分厚い酒質。甘・旨みと辛みが来る。とろみがある。酸はけっこう出てきて、かなり力強く、かなり骨太。辛みもけっこう強く、余韻の辛みは酸を伴い太くて長い。飲み進めていくと口が慣れ、分厚さはあまり感じなくなるが、力強さと骨太さは変わらない。太い辛みも変わらない。

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。温度は40℃。甘みと辛みが出てきて、中でも辛みが強い。酸の出方が冷酒のときよりすくないが、力強さは変わらない。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「広島県の代表的な酒米『八反錦』を60%まで精米し、昔から使われている『広島酵母』を使って低温でじっくり醗酵させました。ほのかにメロンのような香りがして、雑味の無いスッキリとした味わいの中に旨味が心地よい余韻として口の中に広がるお酒です」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール度数16度、原料米 八反錦100%(広島県産特別栽培米)、精米歩合60%、使用酵母 もみじ酵母」。

「八反錦」は広島県立農業試験場が1973年、母「八反35号」と父「アキツホ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定。1983年に命名、1984年に種苗法登録された酒造好適米。今や、「八反錦」といえば広島、広島といえば「八反錦」というほど、全国的に著名な酒米となっている。

 この蔵の歴史として、蔵のホームページは「『老亀』は、元禄10年頃(西暦1697年)から、この地で酒造りを始めました」と説明している。

酒蛙

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