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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3232】花の香 純米大吟醸 和水 無濾過生原酒(はなのか)【熊本県】

2018.1.18 13:36
熊本県玉名郡和水町 花の香酒造
熊本県玉名郡和水町 花の香酒造

【TT居酒屋にて 全13回の⑪】

 酒友S、N、Dと飲むことになった。異業種・同業種同席。共通しているのは酒が好きなこと。場所は、なじみのTT居酒屋。Nは利き酒師で、さすが、なかなか鋭いコメントを発する。共通の酒友Tは、今回は欠席だ。

「純青 生酛 特別純米 無濾過 山田錦 生」「吾有事 純米吟醸 初絞り生」「まんさくの花 純米吟醸 一度火入れ原酒 星あかり2017」「栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 ZEBRA2017」「大信州 純米吟醸 生 番外品 槽場当日詰め」「二兎 純米吟醸 山田錦 五十五 生原酒」「巖 生もと 純米 心照古教」「賀儀屋 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 仕込18号タンク」「会州一 純米原酒 會」「風が吹く 山廃 純米吟醸 生酒 緑ラベル」と飲み進め、店長が11番目に持ってきたのは「花の香 純米大吟醸 和水 無濾過生原酒」だった。

「花の香」はここ数年、表舞台に急に躍り出てきた酒、という印象がある。それほどインパクトがある酒質。とくに、一番最初に飲んだ「花の香 桜花 純米大吟醸」(当連載【2334】)の旨さには仰天腰を抜かすほど驚いたものだった。「桜花」のほかこれまで、「花の香 純米吟醸 無濾過生酒 菊花」(当連載【2756】)、「花の香 純米大吟醸 海花 秋想蔵出し」(当連載【3135】)を飲んでいるが、甘旨酸っぱい濃醇な酒、というイメージを持っている。さて、今回のお酒はどうか。

 酒蛙「おおおっ、旨いっ! 飲んだ瞬間、旨さにKOだ。甘旨酸っぱい濃醇酒だ。力強く、ボリューム感たっぷり」
 N 「程よい酸味。熊本の酒とはおもえない!」
 S 「これ、旨い」
 酒蛙「豊かな果実香。果実的ジューシーな酒」
 N 「甘みが強い」
 酒蛙「甘みが出ているが、酸とセメダイン香(わたくしの好きなベンゼン環芳香族系芳香)で甘みを中和している。味に凝縮感がある。味が濃いけど、きれい感がある」
 D 「この酒は飲む価値がある酒だ。セメダイン香は分かる」
 S 「これ、本当においしい」
 酒蛙「個人的に、今日これまでの中で一番口に合う。いま、甘旨酸っぱい濃醇酒はトレンドとなっているが、この『花の香』は、中でも典型的な甘旨酸っぱい濃醇酒のようにおもえる」

 瓶のラベルの表示は「使用米 山田錦、精米歩合50%、アルコール分16度」。

 酒名「花の香」の由来について、蔵のホームページは「酒蔵周辺の木々から梅の香りが蔵の中に漂うことから『花の香』という名の清酒が生まれました」と説明している。

酒蛙

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