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ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

なまず料理で、元気100倍

2007.12.6 10:00 共同通信
お得な「なまずランチ」
お得な「なまずランチ」
豪快!ナマズの蒲焼にかぶりつき! 岐阜県羽島市で10月に「なまずまつり」が開かれた。ナマズを使った料理が振る舞われるということで、行ってみた。なまず鍋がなんと無料! なまずのひつまぶしも500円という超安さで、どちらもおいしかった。ナマズはビタミンB1やコラーゲンを多く含むので、美容・滋養強壮に 効果があるという。 その味が忘れられず、なまず料理の店を探してみた。 ありました!  羽島市の西隣の海津市平田町にあるお千代保稲荷の参道に並ぶ料理店「やまと新館」。「なまずランチ(1480円)」と「ず鍋」をセットにしたランチを格安で食べたら実においしかった。 創業以来、先代から受け継ぐ秘伝のタレはしょう油と白砂糖などの隠し調味料を使う継ぎ足しの自慢タレである。ナマズは、地元産の生きた天然ナマズを仕入れ100件掘りの井戸水に10日ぐらい泳がせて泥を吐かせ10日くらい置いたナマズをその場で調理して出すから新鮮そのもの。また、隠れメニューで「なまず宮さまランチ(1980円)」がある。「なまずランチ」に「ず鍋(なまず鍋)」を付けたものである。

店内は、琴のメロディーが流れている。広い座敷から庭園を見ると、水に打たれる水車がゆっくり回っている。居心地がいい広い座敷に腰を下ろしなまずランチを注文した。すると驚くべきことに、2年前に秋篠宮殿下がなまず料理を御賞味された写真やお品書きが展示されているではないか。びっくりして腰が抜け、待つこと 10分。 調理場から香ばしいしょう油のにおいが漂ってきた。 なまずの蒲焼、なまずの天ぷら、鯉汁、ごはん、漬物がお盆にのせて運ばれたあと、ず鍋も運ばれてきた。 なんと、大胆ななまずの蒲焼だろうか。皿の上には、頭から尾まで半分に開いた大きなナマズ一尾(全長25センチ)。さて、どこから食べようか? 私を見かねたご主人が「なまずは、大胆にかぶりつく」と先代の言葉でアドバイスしてくれた。その言葉通り大胆にかぶりつき身を大きく切り裂き味わうと、なんと甘辛く香ばしいしょう油風味。うなぎよりも脂が少なくあっさりして、あと味もさっぱりしている。また、皮や尾の先端は、コリコリした食感で骨ごと食べられる。これは、魚ではなく肉を食べているような感じ。 なまずの天ぷらは 、肉厚な切り身(なまず、うなぎ)、シシトウが皿にもられている。切り身に少し塩をふりかけていただくと、柔らかい感触と脂がのったタンパクな味が楽しめる。 namazu_sub.jpg
ず鍋は、薄鍋(直径18.5センチ)でその場で調理をして熱々でいただく。鍋の中は、大きななまずの切り身・シメジ・インゲン・ゴボウ・ミツバ・かまぼこがつゆにひたされている。 まず、①.固形燃料に火をつけて、3分待つ。②.生卵を器にわり、はしでとぐ。③.鍋が沸騰したら、内ぶたを開けて②(卵)を全体にかけたら内ぶたして、3分逃げたったら出来上がり。 内ぶたを開けると、ゆげからいいにおいが漂ってくる。スプーンで下地の汁をすくい味わうと、たまりがしっかりと食材になまずエキスが調和した豊かな味である。皮付き切り身(70~100ミリ)と野菜は、とき卵と下地の汁がしっかりしみこみおいしい。 岐阜県の南端にある海津市平田町は、西には揖斐川が流れ東には長良川・木曽川が合流する地域で川魚は庶民のタンパク源とされていた。心身暖まるなまず料理は、報恩感謝の気持ちで一人でも多くの方に気軽に味わってもらいたいという。食通をうならす秘伝のタレがとても好評で県外からのリピータも多い。

 

 

アマデウス@岐阜 (岐阜新聞)
住所  :岐阜県海津市平田町三郷2202-1番地(お千代保稲荷東口大鳥居前)
電話番号:0584-66-3503 FAXも同じ
営業時間:平日 10:30~15:00 17:00~19:30 日祝日 10:30~19:30 (元旦~1月5日 / 毎月1日・15日 10:00~23:00 月末はオールナイト)

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