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ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

新宿の「ソイ丼」は青春の味

2009.2.9 10:00 共同通信
ソイ丼
ソイ丼

「ばかはうまいよ」と書かれた赤い幕が、冬の夜風に揺れていた。

店の名は「つるかめ食堂」。そこで生まれた「ソイ丼」は、知る人ぞ知る新宿名物だ。

大豆がたっぷり。豆腐やひき肉や野菜と混然一体となったカレー風味。アクセントに薄切りハムが乗っている。かつては厚切りベーコンだったが、値上げをしていないのだから仕方があるまい。(いまも500円)

料理評論家が用いるような「美味」という形容は似合わない。素朴で、懐かしく、切なくなる味なのだ。

すこし個人的な話をさせていただく。

じつは、つるかめ食堂のソイ丼との再会は約20年ぶりだった。

当時のわたしといえば、やせっぽちで貧しかった。新宿をうろついていたころは、ソイ丼だってご馳走だった。

たしかにファーストフード店によっては500円以下の料理もある。だが、ソイ丼は店主のおじいさんが厨房でていねいに調理しているし、スローフードと言っても差し支えあるまい。見た目は美しくはないが、栄養のバランスは良い。

わたしにとってソイ丼は、腹をすかせていた若いころを思い出させてくれる青春の象徴……と言えば少し大げさだけど。

【写真】新宿のつるかめ食堂

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共同通信編集局デジタル編集部デスク・畑仲哲雄>
住所  :東京都新宿区西新宿1-2-7(新宿西口商店街)
電話番号:03-3343-4078
オススメ:ソイ丼(500円)
営業日 :平日 8:00~23:30

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