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ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

仙台の横丁ランチで元気になる

2009.3.16 10:00 共同通信
野菜のうまみをじっくり味わえるランチ
野菜のうまみをじっくり味わえるランチ

 そう言えば、子どものころ畑から取って食べた野菜はこんな味だっけ・・・そんな思いで心を満たしてくれるランチがある。場所は、仙台市青葉区の繁華街、夜は酔客が行き交う文化横丁にある店「宙(そら)のまんま」。「まんまのまんま」と称して、週3回火、水、金曜だけ昼も店を開けて提供している。

 取材に行った日の主菜は「野菜のせいろ蒸しアラカルト」。蒸したジャガイモ、皮付きニンジン、ブロッコリー、カリフラワーが大皿にどんと乗っている。塩を付けて食べる。付け合わせは、カブの酢漬けにきんぴらごぼう、ホウレンソウのおひたし。汁ものはミズナのスープ、ご飯はひとめぼれの七分づきだ。

 最初はちょっと腰が引ける。いささかヘルシー度が過ぎるのではないかと。だがゆっくり味わううちに、野菜の優しいうまみがじんわりと広がる。ストレスと酒で疲れた体と心が少しずつ癒やされていくように感じる。これで値段は500円。別料金のコーヒー(150円)とデザート(150円)を注文しても800円で済む。懐も癒やされる。

 このランチは、マスターの佐藤智己さんが、旧知の足立千佳子さんに声をかけて始めた。足立さんは街づくりや市民農園活動に奔走する中で、その土地で採れた野菜や穀物を丸ごと食べるマクロビオティックに関心を持つようになっていた。大学生の長女が健康栄養学を学んでいたこともあり、体にいい料理を提供する試みとして、2008年12月半ばにスタートさせた。

 食材は自宅の畑や友人の農家、知り合いの産地直売所から調達する。できればすべて無農薬のものにしたいが、それよりも、誰が作ったか顔が見えることを大事にしたいという。メニューは基本的に毎回変わる。仕入れた野菜を見て何を作るか考える。「農家の野菜は生で食べるとおいしい。それを生かしたい」と足立さんは話す。

 「正直、500円では・・・」と佐藤さんは苦笑する。だが、足立さんの「ワンコインで体にも心にもおいしい料理を」との思いを尊重し、「夜の方もよろしく」と言いつつ格安ランチを続けている。

【写真下】「宙のまんま」は空中に浮かぶバルーンが目印

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GOHAN@ふらっとM>
住所  :仙台市青葉区一番町2の3の38 YS文横ビル3階
電話番号:022(214)6636
営業日 :ランチは火、水、金曜日(祝日除く)の11:45~13:30。夜は月~土曜日の18:00~23:30

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