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ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

岩魚の親子丼「これはいいわなぁ~」

2009.4.2 16:15 共同通信
岩魚の親子丼
岩魚の親子丼

春だ!桜だ!花見のシーズンがやってきた。

4月1日、根尾谷の淡墨桜(本巣市根尾)の公園野外ステージで岐阜を愛するアーティストらによる淡墨桜コンサート(入場無料)が開かれ、千年の祈りと題する力強い魂の共鳴をともにした。その後で根尾で食べたくなる名物と言えば、幻の魚といわれる岩魚(イワナ)料理。うすずみ温泉四季彩館「温泉館のレストラン花霞」で、期間限定の「岩魚の親子丼(1100円)」を味わった。

昔から地元のタンパク源とされるイワナは、天然ものはなかなか手に入らないのだが、根尾で養殖されているイワナは手軽にいただける。平成7年の開店当初、塩焼や刺身、卵を単品でもてなした。料理長の脇田義和さんは、イワナを使って何かおいしいものができないものかと、他県を渡り歩き試行を重ね、4年前に「岩魚の親子丼」を作り上げた。威勢いいイワナを造り置きはせず、注文を受けてから調理する。丼にかける醤油は、自家製を使う。色は濃くなく味は薄くないのが特徴で、刺身醤油のように濃厚でどろっとしていないさっぱりした口当たりのよい鰹風味だ。

注文して13分。お膳で運ばれてきた。「醤油にワサビをといてかけてください」と店員さん。

「岩魚の親子丼」は、どんな丼なんだろうか?

鶏の親子丼をイメージしていたが、全く予想以上の料理だ。きれいな花が咲いたような感じで食べるがもったいないくらい。これぞ!イワナが咲いた淡墨桜丼だ。桜の花びらのようなイワナの切身が8切。真ん中にはシソの葉の上にイワナの卵がどっさり。魚のにおいはなく、磯とゴマの香ばしさが漂う。ワサビを醤油にといて丼にかけ、ご飯を混ぜると、さらに香りが増してきた。

少しピンク色した透き通るイワナの切身を食べると、プリプリ。醤油の辛さと身の甘さがマッチし、さっぱりした味だ。

地元ではゴールドキャビアと呼ばれるイワナの卵は、どんな味だろうか?

3ミリほどの黄色いイワナの卵は、プチプチと少し歯ごたえある食感で甘くてさわやかな味。ご飯は根尾産の米を使い、しっとりもっちりした食感。卵とご飯との相性も抜群で、刻み海苔やネギや白ゴマが絡むと絶妙でうまっー。食べれば食べるほど甘味が増してどれだけでも胃袋に入りそう。

能郷白山から雪解け水が注ぎ込む谷川の清水で育んだイワナは、とってもヘルシーで身体にいいとされる。いにしえの淡墨桜を観賞した後、太古の湯につかり、桜や山の雪景色を観ながらゆっくり味わうと生命の躍動感がみなぎる。

 

 

アマデウス@岐阜 (岐阜新聞)
住所  :岐阜県本巣市根尾門脇422
電話番号:0581-38-3678
営業日 :11:00~18:00     

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