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ニッポンのGOHAN

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売り切れじまいのスープカリィ 新橋の「ガネー舎」 【GOHAN特製原稿】

2010.8.9 10:00 共同通信
ガネー舎の「やさいカリィ」
ガネー舎の「やさいカリィ」

 47NEWSは東京・東新橋にオフィスを構えている。

 いわゆる「汐留」地区である。

 そのオフィスから歩くこと約5分。スープカレーの名店「ガネー舎」がある。

 いや、間違えた。ここの店では「スープカリィ」なのである。「カリィ」と表記するところなど、ただ者ではないと思わせる。

 実際にお店に行って、食べてみた。

 注文したのは「やさいカリィ」。肉が入っているとうまいに決まっているので、ここは野菜だけの料理でうまさを冷静に判断しようと思ったのだ。

 運ばれてきたのは、スープカリィの皿と、黄色い「ターメリックライス」の皿。

 一口、口に運んでみる。

 見事な香りだ。絶妙なバランスのスパイスが食欲を誘う。ターメリックライスと一緒に、どんどんスープカリィをいただく。

 野菜はニンジンやジャガイモの定番のほかに、キノコやなす、ピーマン、冬瓜、オクラが入っていた。どれもカリィに合っており、美味である。

 お店でもらったショップカードには次のような記載がある。

 当店のカリィはすべて『30種類のスパイス』と

『15種類の漢方』とでじっくりと煮込んで仕上げた

すぐれた薬効のあるスープカリィです。

 実にこだわりのある、元気が出そうなカリィなのであった。

 さて、閉店間際になると、当然のことながら、お店のカリィの量は減ってくる。

 全部なくなってしまうと、この店では「閉店」になる。

 つまり、「売り切れじまい」なのである。

 店のホームページで次のような記述を見つけた。

 当店のスープカリーは、1日80杯の仕込みとなっております。スープがなくなり次第、閉店とさせていただきますので、ご了承くださいませ。

 訪問した日も、売り切れそうになった。

 二人組が入店してきたとき、お店の人はこう言った。

 「カリィのほうが…終わってしまいそうなんですが…。あ、大丈夫みたいなんで、そちらにお座りください」

 次の二人組が来たときに、お店の人はこう語った。

 

「ごめんなさいね、半分なら…」

 こう言いかけてから作業に取りかかり、しばらくすると…

 

「おめでとうございます。1人前ずつできました」

 お店の人はこう宣言した。

 二人組は「オーッ」という喜びの声を上げたのである。

 なにはともあれ、よかったよかったよかった。二人組はカリィにありつけたのだった。

 このように、温かい配慮がある店なのである。

 とはいっても、売り切れてしまえば下のようなお知らせが出てしまい、食べられないので、行くときはお早めにどうぞ。

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湯浅 泉 (47NEWS編集部 ライター)>
住所  :東京都港区5-12-2 鴻盟社ビルB1
電話番号:03(3433)0309
オススメ:やさいカリィ
営業時間:ランチタイム (月-金) 11:30-15:00 ディナータイム (月・火)17:30-20:45 (水・木・金) 17:30-21:30 土曜日はクローズなし 11:30-21:00

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