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ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

飛騨牛のスジ肉じっくり煮込む 「牛スジの煮込み丼」 【GOHAN特製原稿】

2010.11.9 11:00 共同通信
牛スジの煮込み丼
牛スジの煮込み丼

 各地で紅葉にちなんだイベントが行われている。岐阜県には、地元ブランド肉の飛騨牛を大判振る舞いする会場もあるが、飛騨牛はスジ肉もおいしいという話を聞いた。飛騨牛のスジ肉料理を求め、飛騨牛発祥の地として知られる岐阜県高山市清見町へ、紅葉が美しい「せせらぎ街道」(郡上市八幡町─清見町)をドライブがてら出掛けた。

 

 清見町の街道沿いにある道の駅「パスカル清見」に牛スジ料理があった。駅内の「森のレストラン」で「牛スジの煮込み丼」(1100円)を味わった。

 

 料理長の谷口健次さん(56)がつくる「牛スジの煮込み丼」は、ご飯の上に刻みネギとサラダ菜を散らし、たっぷりの牛スジとトマトで覆い隠して真ん中にベニショウガを添える。2日間煮込んで仕上げた自家製の飛騨牛のスジ肉と、地元の新鮮野菜を一緒にいただく逸品だ。

 

 スジは硬いのだろうか、歯応えを覚悟しながら、スジ肉だけ食べてみた。

 

 濃厚で甘辛いしょうゆ味。スジは口の中でとろけた。「これは、うまい」。スジ肉というより、刺し身コンニャクのような軟らかさだ。うれしいことにスジより肉の方がたくさん入っていた。

 

 今度はご飯と混ぜて食べてみた。トマトはほんのり甘いフルーツトマト。濃厚な甘辛さがご飯に染み込み、トマトと一緒に食べると、あっさりした辛さになった。ご飯との相性抜群。どれだけでも胃袋に入りそうだ。後味にベニショウガの辛さも残り、くせになるおいしさだ。

 

 この店だけのオリジナルドレッシングから和風たまねぎ風味を選んでサラダにかけてみた。たまねぎの風味が後をひくおいしさ。野菜が一段とおいしくなる魔法のドレッシングとして、1996年からの店頭販売でも人気だ。

 

 パスタやサラダ、飛騨牛などが味わえる「森のレストラン」は1993年、「パスカル清見」とともにオープンした。一昨年、イベントで牛スジ肉の煮込みを販売したところ大好評。しっかりもてなしができる店のメニューに加えられないかと、スタッフで工夫を重ね「牛スジの煮込み丼」を完成させた。じっくり煮込む牛スジの味付けは日本酒、しょうゆ、みりん、砂糖、おろしショウガだとか。野菜や米なども地元産にこだわる。

 

牛スジの煮込み丼
牛スジの煮込み丼

 

 飛騨の山々に囲まれた道の駅で堪能する四季折々の景色と、料理長が手塩にかけた牛スジ肉。そのうまさはスジガネ(筋金)入りだ。

【写真右】レストランのテラスから見える紅葉

 

 

アマデウス@岐阜 (岐阜新聞)
電話番号:0576(69)2321
オススメ:牛スジの煮込み丼 (1100円)
営業時間:11:00-18:00 (オーダーストップ 17:30)

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