×
メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

ニッポンのGOHAN

全国の新聞社スタッフの食べ歩きブログ。グルメ情報誌に載っていない隠れた郷土料理や意外な日常食、おもしろい食べ方などが満載!

徳島の特産「鱧」…の皮だけを巻いた阿波の珍味 「炭火焼き 鱧皮ちくわ」

2011.8.8 16:35 共同通信
炭火焼き 鱧皮(はもかわ)ちくわ
炭火焼き 鱧皮(はもかわ)ちくわ

 口のなかに入れた瞬間にふわっと香る、香ばしい炭の匂い。独特の弾力と歯応えを持つ皮は、皮だと思えないほど肉厚で、かめばかむほどにうま味を放出させる。…あ、すみません、ビールください。

 鱧皮(はもかわ)ちくわは、その名の通り鱧の皮を竹に巻きつけたちくわのような食べ物で、阿南市の海側の海域に昔から伝わる特産品だ。「鱧皮ちくわは蒲鉾(かまぼこ)屋でしか作ってないと思うわ~」と四代目の伊勢さんは話す。

 それは、蒲鉾を作る際に余ってしまう鱧の皮を「もったいない」と思った蒲鉾屋さんがちくわのように巻いてみたのが始まりだと考えられているから。昔 は近く に何十軒もあった蒲鉾屋も、今では片手で数えられるくらいに減少。それにともない鱧皮ちくわを作るお店も珍しくなってきた。


■「皮がへばいつくけん、網は使わんのよ~」と伊勢千代子さん
■「皮がへばいつくけん、網は使わんのよ~」と伊勢千代子さん

 「伊勢蒲鉾店」は約100年も続く老舗で、代々伝承されてきた昔ながらの製法で鱧皮ちくわを作っている。まず、1本60~80センチほどの鱧の皮を味付けし、一つ一つ丁寧に手で竹に巻きつけていく。次に炭火で1本約30~40分かけてじっくり焼いていき、その後扇風機でしっかり熱を取る。そうすることで、皮がしっかりするのだそう。すべて作り手の感覚一本の手仕事だ。

 とくにこちらの鱧皮ちくわは、皮の巻き数が多く、分厚いため食べ応えバツグン!しかも、皮と皮の間に、焼いたときに染み出たうま味たっぷりの油がたまり、逃さない。

 「買うてくれる人は、『食べたら違いがわかる!』っちゅーてくれるなぁ。やわらかぁておいしいじょ~」と、この道44年の伊勢千代子さんはほほ笑んだ。


■1本1本パッケージされている。お土産にも
■1本1本パッケージされている。お土産にも

 食べ方は、竹から外して細かく切り、ポン酢やスダチを搾ってさっぱりいただくもよし、ワカメやさらした玉ネギといただくもよし、そのままいただくもよし。お酒のおつまみにはもちろん、ご飯のおかずにもなる。一度味わうとやみつきになっちゃうかも!

 お話を聞いたのは…伊勢蒲鉾店四代目、伊勢千広さん

 「製造しているお店まで買いに来てくれた人には店舗特別価格で少し安くしているので、ぜひ来てみてくださいね~!」………。≪記事全文はこちら≫

 

 

住所  :徳島県阿南市大潟町28
電話番号:0884-27-1267
オススメ:炭火焼き 鱧皮ちくわ
営業時間:8時30分~18時

最新記事