パンケーキ・テークアウト専門店の甘酸っぱい「オレンジシュゼット」


47NEWS編集部に取材の案内が届いた。東京・池袋でパンケーキのテークアウト専門店のオープンに先駆け、試食会が開かれるという内容だ。甘いもの好きの私は興味をそそられ、現地に赴くことにした。
このお店の名前は「ラ・ポワル」(La poele)。パンケーキのテークアウト専門店というのは、日本では初めてとのこと。参考までに言うと、「ラ・ポワル」というのはフランス語でフライパンの意味だそうだ。
試食会はマスコミ、メディア向けのイベントで、12月1日のオープンの前日に開かれ、私のほかにも数人の取材記者が顔を見せ、思い思いにパンケーキを試食することになった。イベントの途中には、パンケーキの甘い香りに誘われたのだろうか、お店に立ち寄る通行人の若い女性の姿も見られた。

「お好きなものを注文してください」
私は店頭の上部にある写真付きのメニューを見上げた。「えー、どれにしようか」。私は真剣に悩んだ。甘酸っぱいものが欲しくなったので、悩んだ末に「ウォーキングテイクアウト・メニュー」の「オレンジシュゼット」をお願いした。
待つこと、2、3分。私の目の前に出来たてのパンケーキが置かれた。パンは温かく軟らかい食感。パンの上にはオレンジソースがかかっていて、一口食べると甘酸っぱいオレンジの風味が口いっぱいに広がり、私は思わず舌鼓を打った。ボリュームもあり、程よい甘さで、爽やかな味わいが楽しめる。
メニューには「ベイクドチーズパンケーキ1/4カット」というのもあって、その中の「ベリーベリー」を注文する取材記者がいたので、おいしそうな見た目に引かれた私は、取りあえず写真に収めた。

狙いの客層は20代の女性だという。確かに、ポップな見た目とこの味に、とりこになる女性は多そうだ。
この店を運営する会社の代表取締役会長、広田雄二さんは味へのこだわりについて「舌です」と語る。自分の味覚を信じ、おいしいと思ったものを出しているということだろう。パン生地にはチーズが練りこまれているとのことだ。同社の代表取締役社長、田中慎一さんは「それぞれのパンにあったチーズを使用しています」と説明する。
広田さんはシュークリーム販売店などを展開していたが、5年前に引退。「ラ・ポワル」は広田さんが業界に復帰して初めての店舗となる。業界復帰について、広田さんは「遊んでいても退屈だから」と余裕の笑顔を見せた。
電話番号:03(5396)1157
オススメ:「ウォーキングテイクアウト・メニュー」の「オレンジシュゼット」