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ニッポンのGOHAN

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国体応援グルメ「鶏(けい)ちゃん焼き」 熱々の特製みそだれ たれに溶け込む野菜の甘さと肉のうまみ【GOHANスペシャル】

2012.10.22 15:24 共同通信
調理前の山盛り野菜の「鶏ちゃん」
調理前の山盛り野菜の「鶏ちゃん」

 9月末から11日間にわたって熱戦が繰り広げられた、岐阜県では47年ぶりの国体「ぎふ清流国体」。全国から訪れる選手や来場者を食でもてなそうと、県内各地の飲食店やコンビニ店、道の駅などで〝国体応援メニュー〟が続々と登場した。多くの人が行き交う県都・岐阜市の玄関口、JR岐阜駅の高架下にある複合商業施設「アクティブG」の飲食店でも、国体応援メニューを提供していた。

 炭火焼き鳥専門店「赤い鳥」がもてなす国体応援メニューは、岐阜県産ブランド「奥美濃古地鶏(こじどり)」を使う「郡上名物  秋のきのこ鶏(けい)ちゃん焼き」(2人前1480円)だ。極上の鶏ちゃん料理が味わえるというので早速のれんをくぐった。

 「鶏ちゃん」は、下味を付けた鶏肉を野菜と一緒に炒めた岐阜県の代表的な郷土料理の一つ。飛騨の下呂や高山、奥美濃の郡上、東濃の中津川などで昔から食べられてきた家庭料理だ。ベースの味付けは地方によって、しょうゆになったり、みそになったりする。「赤い鳥」の「鶏ちゃん焼き」は、奥美濃古地鶏に6種類の野菜・キノコ(キャベツ、ニンジン、ニラ、モヤシ、エノキ、シメジ)を載せ、特製みそだれをかけて炒めながらアツアツをいただく。

 てんこ盛りの鍋が運ばれてきた。銀色に輝くステンレス製の四角い鍋。「おっー」。山盛りになった野菜の多さに驚いた。店員が「鍋は2人前です。(野菜の山は)焼いているうちに小さくなります。鶏肉が鉄板にくっつきますので満遍なくまぜてください」と言いながら、まぜるのを手伝ってくれた。

 ジュージューと焼ける鶏ちゃんからみそのいい香りが…。「これはたまらない」。鍋の底には、赤く染まったたれがいかにも辛そうに見えるが、どうだろうか?

 肉を一口頬張ると、とても軟らかい。みそは意外にも甘みがある。「うまっ」。特製みそだれに野菜の甘さと肉のうまみが溶け込んでいるようだ。

 野菜はシャキシャキでみそだれがよく絡んでうまい。辛い鶏ちゃんを味わいたく、唐辛子を5振り掛けて味わった。


■鶏ちゃんに絡めたうどん
■鶏ちゃんに絡めたうどん

 「締めのうどん(250円)はどうですか」と店長。鶏ちゃんに焼きそばをまぜて食べたことはあるがうどんはない。合うのだろうか?  うどんをまぜて鶏ちゃん焼きうどんになった。

 「これはたまらない」。たれが染み込んだうどんは濃厚なみその味だ。のどごしもよく、もっちり。

 「これは最高にうまい。どれだけでもおなかに入りそうだ」

 創業は1955年。鶏肉加工・卸の「鳥重商店」(名古屋市)が、鶏肉のおいしさを消費者にもっと知ってもらいたいという思いから、飲食部門を立ち上げた。2000年7月、アクティブGに「赤い鳥 岐阜駅店」を構えた。

 5年以上前に店頭に出した「鶏ちゃん焼き」は、1年以上、吟味を重ねて作り上げた特製みそだれが自慢。鶏肉と野菜も地元の素材にこだわる。「奥美濃古地鶏を味わっていただきたい」と店長。ちょっとほかでは巡り合えない、専門店ならではの絶妙な味が堪能できる。ここで食べた後は、思わず〝鶏ちゃん巡り〟に出掛けたくなる。

 

 

アマデウス@岐阜(岐阜新聞社)(岐阜新聞) >
住所  :岐阜市橋本町1丁目10-1(アクティブG2階)
電話番号:058(269)4030
オススメ:鶏ちゃん焼き
営業時間:昼11:00~14:00 夜17:00~23:00

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