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ニッポンのGOHAN

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地域おこしで生まれた絶品「まぜ麺」 【GOHAN特製原稿】

2014.4.28 11:58 共同通信
もつ焼乃もつ庵のお店で出す「まぜ麺」
もつ焼乃もつ庵のお店で出す「まぜ麺」

 4月中旬、岐阜市南部の鶉地域にある緑地公園で桜まつり・食のU-1グランプリが開催された。10団体による選りすぐりのグルメが集まるというので、会場へ足を運びグルメを食べ尽くした。

 だが心残りがひとつ。昼時「まぜ麺」を食べようと並んだが、目前で完売になり食べられないことだった。それで、店に行けば食べられるだろうと、地元の「石川製麺」を訪ねたが「うちでは食べられない」との事。どうしても諦めきれず、祭を企画した主催者に問い合わせ、 早速、瑞穂市穂積にある店「もつ焼乃もつ庵」を訪ねて「まぜ麺(580円)」を味わった。

  「もつ焼乃もつ庵」の店主・野本琢磨さん(38)がもてなすオリジナルメニューの「まぜ麺」は、  昔ながらの特製中華麺(太麺)を使い、湯がいた麺の上にメンマ・もやし・焼き豚を載せてから特製スープを少量かけ、仕上げに刻みノリをたっぷりかけたシンプルな汁なしラーメンだ。

 味の決めては、豚骨と鶏がらを合わせたダブルだしに複数の調味料とゴマ油を加えた特製スープ。

「温かいうちに混ぜてから食べて下さい」と店主。

■石川製麺の「昔ながらの特製中華麺」
■石川製麺の「昔ながらの特製中華麺」

 割り箸で満遍なくまぜまぜすると、 磯とゴマの風味が漂いなんとも香ばしい。

もちもちの麺とシャキシャキのモヤシ、コリコリのメンマに自家製の焼き豚をいっしょに食べた。

こってりした濃厚な味だと思ったら、なんと不思議ほどよいゴマじょうゆのような味だ。「これはうまい。並んででも食べたいほど何杯でもいけそうだ」

 「刻みのりをたっぷり入れないとおいしくない」と店長。味わいの中に深みとコクがあとを引く。食べた後、さっぱりとした味わいだ。

 石川製麺は、創業1954(昭和29)年。麺の製造卸業を営む三代目の石川隆太さん(48)は、先代から受け継いだ麺を40年以上変わらぬ小麦粉とカンスイ、塩などの厳選素材を地下水でなじませ特製麺を作る。味・食感・のどごしなど、昔ながらのおいしい麺づくりにこだわる。

今から6年前、地元地域活性化に奮闘する「鶉青年の会」が鶉の桜まつりを行った。昨年、食のイベントをやろうと多くの人が賛同しU-1グランプリを開催。「その場で何か出したい、地元をもっと盛り上げたい、みんなに喜んでもらいたい」と野本さん。半年前から地元の麺を使い味にひと工夫をこらしてオリジナルの「まぜ麺」を完成させた。それがあっという間に完売するほどの人気ぶり。

 全国には色々な思いの込められた「まぜ麺」がある。この店で出す「まぜ麺」は、地域おこしで生まれた「まぜ麺」。食べた後、身も心も高ぶる祭りの後の爽快さを思い出させてくれる逸品だ。

※石川製麺は岐阜市中鶉6-22、 電話:058-271-7263、「業務用中華麺」は、 1玉(45円)。個人でも購入できる(不定休)。

 

 

アマデウス@岐阜(岐阜新聞社)(岐阜新聞社)
住所  :岐阜県瑞穂市穂積1596-4
電話番号:058-327-5655
オススメ:「まぜ麺」
営業時間:午後6時から午前0時

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