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ニッポンのGOHAN

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佐賀の味を存分に 南国酒家がフェア開催 【GOHAN特製原稿】

2015.1.26 16:21 共同通信
メーンの佐賀牛のソテー
メーンの佐賀牛のソテー

 「日本のおいしい中国料理」をテーマに店舗を展開している「南国酒家」が佐賀県とタッグを組み、東京・神宮前の原宿店などでコース料理「おいしいもの佐賀」の提供を始めた。

 佐賀県は、北は玄界灘、南は有明海と海にはさまれ、広大な佐賀平野と、対照的な山地も広がり、山海の美味・珍味に恵まれている。海からは豊富な魚やカニ、のり、珍しいところではムツゴロウなどが捕れ、玉ネギやアスパラガス、レンコン、イチゴ、ミカンなどの収穫量は全国で上位にあり、質の高さにも定評がある。

 南国酒家では2009年から「おいしいものにっぽん」シリーズを企画。福井、大分、宮城、富山など11県それぞれの食材を使ったコース料理を提供してきた。その際、事前に久保寺貞男料理長らが、おいしかったり珍しかったりする食材を探しに現地を訪問。自らの舌と目で素材を厳選、中華料理に仕上げてきた。

 「おいしいもの佐賀」は前菜からデザートまで全8品。前菜は「佐賀県味めぐり『うまかぁー』いろいろ菜の盛り合わせ」。イノシシ肉のローストはジビエならではの野性味としっかりとした歯ごたえ。ホタテ貝のスープ湯引きは特産の生ノリのソースで味わう。ムツゴロウの甘草の煮こごりからは磯の香りが立ち上る。このほか、佐賀県産白菜の甘酢漬けには玉ネギ酢を使用。クラゲはゆずコショウであえてある。

 2番手は「嬉野温泉 温泉豆腐とフカのひれ、ズワイガニ入りとろみスープ」。胃に優しくじんわりと広がり、いやが上にも食欲が増す。続いて点心3種盛り。玄界灘のカサゴと黄ニラの包み揚げはスパイシー。ほかにイイダコのすり身を使ったシュウマイ、肥前さくらポークの巻き揚げも味わい深い。


「おいしいもの佐賀」のフルコース
「おいしいもの佐賀」のフルコース

 メーンの最初の魚介は、有頭エビと、玄界灘のアオリイカのXO醤炒め。プリプリと弾力のあるイカの身はほんのりと甘い。肉料理は近年、評価が一段と上がっている佐賀牛を使用。レアに焼かれた牛肉からは、かむほどにそのうま味が広がってくる。添えてあるのは、「福頭」とアスパラガスなど。福頭とは佐賀特産の大きな里芋で、1個600~700グラム。糖度は15%もあるといい、佐賀ノリを使った醤油ベースのソースとの相性は抜群だ。

 続いてウスバハギのソテーは、付け合わせのひげニンニクの天ぷらと相まって淡泊な味わい。締めのチャーハンには有明海の赤貝の香りが高く、無我夢中になって、れんげを口に運ぶ。デザートは、軟らかな杏仁と、弾力のある豆乳もちが絶妙なハーモニーを奏でる。隠し味に甘酒を使っていて、しつこくない甘さに仕上がっている。

 これだけいただけば、もうお腹いっぱいのはずだが、しつこい味の料理がないため苦しくはならない。佐賀の味を存分に味わうことができた。

 「おいしいもの佐賀」は、原宿店のほか町田店、飯田橋店でも3月16日まで開催。1人前7500円(税別)。

 

 

中村彰@東京(47NEWS)
住所  :東京都渋谷区神宮前6-35-3、コープオリンピア内
電話番号:0120(7592)15
オススメ:おいしいもの佐賀
営業時間:午前11時半~午後10時半

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