「円ちゃん棒の伝統絶やすな」 関のご当地グルメ20周年


「円ちゃん棒」をご存じだろうか。地域の特産品を生かそうと二十年前に開発された関市のご当地グルメの先駆けだ。かつては地域イベントなどでも話題を呼んだ人気商品だったが、現在は市内一店舗のみで提供する“絶滅危惧種”に。素朴な味でおいしいのに、なぜなのか-。
円ちゃん棒を開発したのは、地域農業を確立し活性化を目指すため一九九三年に市内の農業関係者らで発足した「市21世紀まちづくり塾」。その活動の中で市の農産物に付加価値を付けようと、九五年三月から名物料理を目指して試作を開始。同年五月に可児市で開かれた花フェスタで初披露した。

円ちゃん棒は、もっちりした食感の「円空さといも」、有機栽培の良質米「みのにしき」、奥美濃古地鶏の三種の地元食材を使用。それぞれを練り合わせて木や竹の棒にきりたんぽ状に巻き付けて揚げる。そうすることで表面はカリッと、中はトロッとした食感が楽しめる。当時の味は塩こしょう、カレー、みその三種類があったという。………≪中日新聞の記事(2015年3月1日付)≫(全文はこちら)
オススメ:円ちゃん棒