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ニッポンのGOHAN

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夏でも手軽にジビエを楽しむ カレーにシカ、ピタパンにイノシシ【GOHAN特製原稿】

2016.8.1 15:42 共同通信
信州ジビエ 夏鹿カレー
信州ジビエ 夏鹿カレー

 狩猟のシーズンは秋から冬にかけて。だから、猟の獲物を意味するジビエの料理は、寒い時期にちゃんとしたフレンチのレストランでしか味わえないような印象がある。

 こんな常識を覆したのが、ベックスコーヒーショップとベッカーズを関東などで展開するジェイアール東日本フードビジネスだ。同社では2011年からジビエを活用したメニューを展開。今年は初めて夏のシカと、イノシシ肉の料理を開発した。

 「信州ジビエ 夏鹿カレー」(税込み690円)を売り出したのはベックスコーヒーショップの47店舗。春から夏にかけて捕獲される長野県のシカは、新芽や青草を食べて成長しているため、あっさりとした食味が特徴だ。スライスされたシカの肉は少し硬いが、かむほどに肉の味わいがしみ出してくる。ガラムマサラを使った辛口のカレーだが、トマトの酸味と相まってマイルドな印象。信州産であることから、付け合わせは野沢菜になっている。8月いっぱい販売をする予定だが、目標の1万4000食を達成したら、早めに終了してしまう。

 「房総ジビエ 猪肉のスパイシーピタポケット」(同500円)を販売するのはベッカーズの18店舗。大きめにカットされたイノシシ肉はしっかりとした歯ごたえ。「肉を食べている」という実感がこみ上げる。こちらも9月末まで販売予定だが、1万食に達したら打ち止めとなる。

 監修した日本ジビエ振興協議会の藤木徳彦理事長は「地方と中央を食べることでつなぐことができる。野生の命をいただき、害獣を益獣に変える取り組みだ」と評価。ジェイアール東日本フードビジネスの佐野正人取締役は「野生獣の臭みがなく、柔らかくておいしい。まずいと思われたら終わりなので、安全性にも注意して継続的に事業を行っていきたい」と話している。

 

 

中村彰@東京(47NEWS)

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