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文化

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【4556】フモトヰ 純大吟 山田錦(ふもとい)【山形県】

2021.4.30 12:06
山形県酒田市 麓井酒造
山形県酒田市 麓井酒造

【Z料理店にて 全6回の⑤】

 近所のZ料理店に顔を出す。「うちは居酒屋じゃないんだからね。居酒屋みたいにいっぱいの種類の酒を置いてないんだからね」と言いながらも、予約すると、わたくしが飲んだことがないだろうお酒を数種類さりげなく用意してくれる。その心意気がうれしく、2カ月に1回のペースで暖簾をくぐっている。

「福小町」「開運」「山本」「町田酒造」に続いていただいたのは、「フモトヰ 純大吟 山田錦」だった。麓井酒造のお酒は当連載でこれまで、11種類を取り上げている。派手さはないが、しっかりした味わいのお酒、というイメージを抱いている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 甘旨苦酸っぱい。苦みが強いのが面白い。甘みと苦みが良く出ている。余韻も苦みが強い。ジューシーなお酒。ブドウのような吟醸香がやや華やかに広がる。ふくよかな口当たりで厚みのある酒質。実に美味しい。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「純米大吟醸酒、アルコール分17度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 兵庫県産山田錦×100%、精米歩合40%、日本酒度±0、酸度1.3、製造年月R02.12」。

 ところで、ネット情報によれば、麓井をつくる「麓井酒造」は1894(明治24)年創業で、鳥海山の麓に蔵を構える小さな蔵。創業当時、藩主酒井家の分家の人々から酒造りの指導を受けたことから、酒井家の「井」、地名の「麓」を合わせ「麓井」と名づけたという。現住所も、たしかに酒田市大字麓字横道32だ。

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