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文化

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【4453】飛良泉 飛囀 雛 山廃 純米吟醸(ひらいずみ ひてん ひな)【秋田県】

2021.1.15 21:21
秋田県にかほ市 飛良泉本舗
秋田県にかほ市 飛良泉本舗

【TU会 全4回の②】

 コロナ禍で半年間、開催を自粛したTU会。再開して今回が3回目の例会。会場のB居酒屋がトップバッターとして持ってきたのが、「麓井 酒門特撰 きもと特別純米 雄町 生」。2番目は「飛良泉 飛囀 雛 山廃 純米吟醸」だ。この蔵のお酒は当連載でこれまで、6種類を取り上げている。山廃仕込みのイメージが色濃くある蔵で、今回も山廃だ。さて、いただいてみる。

 Y 「酸があります」
 K 「うむ、ちょっと酸があるね」
 酒蛙「直前に飲んだ『麓井』から、ふくよかさ、あでやかさを除去したような感じ。軽快感があり、リンゴや桃のような穏やかな香り。ああ、これは旨い」
 K 「これも美味しい、これも美味しい」
 酒蛙「山廃仕込みだが、以前のガツンとくる酒質ではなく、モダンタイプのお酒で、甘旨酸っぱく、ものすごくジューシー。飲み飽きしない酒だ。そして、やさしく、やわらかく、きれいなお酒。う~ん、美味しい」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「飛囀-雛(HINA)-は2年目(30BY/2019年)の造りとなり、引き続きオリジナル自社酵母『BL530』で醸しました。昨年度はタンク貯蔵、生詰酒として出荷しましたが、今回は瓶貯蔵とし、約半年間低温で熟成をさせてお披露目となります。仕上がりも非常に良く、山廃らしからぬ透明感が印象的です。自社酵母と山廃酛の織りなす爽やかな酸味と丸さのある甘み、キレも加わった2年目の『雛』は飛良泉(30BY)の傑作として、自信をもってお届けします」

 裏ラベルのスペック表示は「アルコール分16度(原酒)、精米歩合 麹米50% 掛米60%、原材料名 米(秋田県産)米麹(秋田県産米)、原料米名 秋田県産秋田酒こまち100%使用、酵母BL530、日本酒度+1.0、酸度2.0、製造年月20.03」

 使用米の「秋田酒こまち」は、秋田県農業試験場が1992年、母「秋系酒251」(その母は「五百万石」)と父「秋系酒306」(その父は「華吹雪」)を交配。育成と選抜を繰り返し開発、2004年に品種登録された酒造好適米だ。

 酒名・蔵名の「飛良泉」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「廻船問屋のときの屋号『和泉屋』と当地名『平沢』より『ひらさわのいづみ屋の酒』として自然発生的に名付けられた。 また、地元の画工が越後の良寛和尚に、『飛びきり良い白い水』としたためて当蔵の酒を贈ったことから名付けられたという逸話も残されている」

 酒名の副題的存在の「飛囀」の由来について、秋田県北秋田市の地酒屋「佐金酒店」のサイトは「飛囀(ひてん)。飛良泉27代目蔵元、齋藤雅昭さんが『新しい味わい』『次世代へ届けたいお酒』を目指し、挑戦して生まれた新ブランドです。一人前の蔵元として、鳥のように『飛び』たち、『囀り-さえずり-』たい、シリーズ命名の由来です。その流通も『秋田限定出荷』として、故郷に根ざしたスタイルを基本にしています」と説明している。

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