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文化

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【4428】ひらり 純米吟醸 生酒【秋田県】

2020.12.19 16:17
秋田県秋田市 秋田醸造
秋田県秋田市 秋田醸造

【B居酒屋にて 全7回の④】

 せんだって、なじみのB居酒屋で、異業種間飲み会の「TU会」例会が開かれた。例会は2カ月に1回開いている。例会では6種類の、これまで飲んだことがない酒を飲んだが、冷蔵庫の中には飲んだことがない酒がまだ鎮座していた。それも飲もうではないか。後日、それらを飲むため、TUと暖簾をくぐった。

「墨廼江」「獅子吼」「世は満続」と飲み進め、4番目にいただいたのは「ひらり 純米吟醸 生酒」だった。「ひらり」とは、これまた知らない酒名だ。そのように口走ったら、店長は「『ゆきの美人』ですよ」と教えてくれた。「ゆきの美人は当連載でこれまで、15種類も取り上げている、飲む機会の多い酒だ。しっかりした味わいの、わたくしの口に合うお酒が多く、今後を大いに期待している蔵の一つだ。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 TU「すこしフレッシュな香りがする」
 酒蛙「うん、同感」
 仲居さん「すごい! 角という角が無いお酒だ」
 酒蛙「甘旨酸っぱくてジューシー。さわやかな酸がいいね。飲み飽きしない酒だ」
 TU「酸っぱいですね。辛みもあり」
 酒蛙「一口目はボリューム感があるとおもったけど、二口目からはさっぱり系に印象が変わった」
 TU「酸のあとに、濃厚なカタマリが来る感じ」
 酒蛙「口当たりはやわらか。エンディングは苦み・渋み」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「最も手間が掛かる麹蓋で製麹した麹と、県央山間部へ汲みに行った超軟水の湧き水で仕込みました。お米が醸し出す旨みと心地よい酸味が調和した食中酒としてお薦めしたい仕上がりです」

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%、アルコール分16度、日本酒度+3、製造年月2-06」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「ひらり」の由来が分からない。なぜ「ひらり」なのか分からない。突拍子もない酒名なので、裏ラベルにひとこと、由来を書くべきではないだろか。

「ひらり」というとわたくしは、1992(平成4)年10月5日から1993(平成5)年4月3日まで放送された、NHK連続テレビ小説をおもい出す。東京・両国を舞台に、相撲好きなヒロイン・ひらり(石田ひかり)と相撲部屋の面々の交流を描いたもの。主題歌「晴れたらいいね」(作詞・作曲 吉田美和、歌 DREAMS COME TRUE)もヒットした。まさか、これと酒名は関係ないよね。

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