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文化

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【4426】獅子吼 純米吟醸 無濾過生原酒(ししく)【石川県】

2020.12.16 18:49
石川県白山市 小堀酒造店
石川県白山市 小堀酒造店

【B居酒屋にて 全7回の②】

 せんだって、なじみのB居酒屋で、異業種間飲み会の「TU会」例会が開かれた。例会は2カ月に1回開いている。例会では6種類の、これまで飲んだことがない酒を飲んだが、冷蔵庫の中には飲んだことがない酒がまだ鎮座していた。それも飲もうではないか。後日、それらを飲むため、TUと暖簾をくぐった。

 トップバッター「墨廼江 純米吟醸 RICE IS BEAUTIFUL [SoLiD]」に続いて飲んだのは「獅子吼 純米吟醸 無濾過生原酒」だった。小堀酒造店の酒は当連載でこれまで、主銘柄「萬歳楽」など6種類を取り上げている。「獅子吼」は今回が2回目。さて、いただいてみる。

 TU「これは美味しい」(口にした瞬間、声を発する)
 酒蛙「香りはほのか。やわらかな口当たり。すこしジューシー感がある」
 TU「セメダイン香(酢酸エチル的芳香)がいるのでは?」
 酒蛙「いるいる。エキス感がある。次第に辛みが出てきた」
 TU「完熟メロンに似た味わい。辛いですね。これ美味しい」
 酒蛙「旨い。きれいな酸がいい。しっかりした味わいだが軽快感がある」
 TU「最後は酸ですね」
 酒蛙「すっきりした口当たり。旨みと酸がよく出ており、辛みと苦みも存在感がある。キレも良く、飲み飽きしない酒だ」
 TU「美味しい」
 酒蛙「飲んでいたら、甘みも感じられるようになってきた。レベルが高い酒だ」

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、アルコール分17度、製造年月2020.4」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 蔵のサイトによると、「『萬歳楽』の商標は、世阿弥元清作の謡曲『高砂』の一節『千秋楽は民を撫で萬歳楽は命を延ぶ』からとったものです。『萬歳楽』とは長寿延命よろずの祝い事に用いられるめでたい言葉とされています。『萬歳楽』は古来より、宮中に伝わる雅楽の一つ」と書かれている。

 酒名「獅子吼」の由来について、ウィキペディアは以下のように説明している。由来は地名だった。

「『獅子吼』の名は、泰澄が白山開山に向かう途中、後高山周辺の4カ所で宿泊したことにちなんでいる。当初は『ししゅく』と呼ばれ『四宿』または『止宿』と表記したが、のちに仏教の経典にある『獅子吼』の文字を当てて『ししく』と呼ぶようになった。獅子吼高原の観光開発は、大正末期に設定された『町営鶴来スキー場』から始まった。それは、次の4つのスロープ(加えて1955年に宮様スロープが開設されるも数年後に閉鎖)を持ち、総面積100万坪に及んだ」

 仏教用語の「獅子吼」について、コトバンクは「釈尊が説法する様子を獅子のほえる様子にたとえたもの。釈尊が大衆に恐れることなく説法することをいう」と説明している。

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