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文化

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【4424】相模灘 純米吟醸 美山錦(さがみなだ)【神奈川県】

2020.12.14 21:29
神奈川県相模原市 久保田酒造
神奈川県相模原市 久保田酒造

【E居酒屋にて 全6回の⑥完】

 E居酒屋で、異業種交流飲み会を開いたとき、ママが「今日のお酒のほか、新規のお酒も入っていますよ。飲みに来てね」と声を掛けてくれた。常日ごろ、「新しい酒が入ったら教えてね」とお願いしている。効率良く「日本酒津々浦々」の取材をするには、この方法が一番だ。ということで、非常にありがたい声掛けだった。それから4日後、店の暖簾をくぐった。

「栄光冨士」「雅山流」「川亀」「二世古」と飲み進めたあと、「天狗舞 山廃純米」を冷酒と燗酒でいただき、最後6番目にいただいたのは「相模灘 純米吟醸 美山錦」だった。「相模灘」は何種類も飲んでいる印象だったが、調べてみたら、当連載でこれまで、4種類しか取り上げておらず、おもいのほか少なかった。たぶん、「相模灘」の存在感が強いため、数字以上に多く飲んでいると思い込んでいたのだろう。さて、いただいてみる。

 旨いっ! おもわず声に出た。甘旨みとジューシーな酸がよく出ているが、クリアで軽快感があり、さわやか。セメダイン香(酢酸エチル似の芳香)もいる。中盤からの辛みと苦みがいい。薄からず、濃からずの中庸の厚み。上品な口当たりと味わい。そして上品な香り。温度がすこし上がってくると、じわじわ旨みが一層出てきて味がふくらむ。味わい、さらに良くなる。そして、キレの良さ。飲み飽きしないタイプで、食中酒に最適。

 ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 美山錦100%、精米歩合50%、アルコール分16度、製造年月2.03」。精米歩合50%は大吟醸規格だ。

 酒名「相模灘」の由来について、日本の名酒事典は「昔、蔵の前を流れる相模川から船で酒を運んだことから名づけられた」と説明している。

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