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文化

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【4421】川亀 山廃純米(かわかめ)【愛媛県】

2020.12.11 18:09
愛媛県八幡浜市 川亀酒造
愛媛県八幡浜市 川亀酒造

【E居酒屋にて 全6回の③】

 E居酒屋で、異業種交流飲み会を開いたとき、ママが「今日のお酒のほか、新規のお酒も入っていますよ。飲みに来てね」と声を掛けてくれた。常日ごろ、「新しい酒が入ったら教えてね」とお願いしている。効率良く「日本酒津々浦々」の取材をするには、この方法が一番だ。ということで、非常にありがたい声掛けだった。それから4日後、店の暖簾をくぐった。

「栄光冨士 上撰 本醸造 辛口」「雅山流 純米 魂」と飲み進め、3番目にいただいたのは「川亀 山廃純米」だった。「川亀」は当連載でこれまで、7種類を取り上げているが、ここ6年半は口にしていない。久しぶりだ。さて、いただいてみる。

 上立ち香も含み香も、コメを炊き上げたばかりの香りというか穀物香というか、昭和レトロ的クラシカル香味というか、そのような香りが非常に立つ。きれいな酸が出てきて、すっきり、きれいな酒質。以前の山廃仕込酒というと力強い酒質になる傾向が強かったが、近年はきれいな酒質になるのが主流となっており、今回のお酒も同様。甘みは適度で旨みはやや少ない。酸と辛みが良く出ており、余韻は苦み。ひとことで言うならば、淡麗辛口酒か。昭和レトロ的クラシカル香味は最初から最後まで出ており、好みが分かれるところだ。燗酒にすれば、旨みがふくらみそうな予感。燗酒向きかもしれない。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分15度以上16度未満、精米歩合60%、日本酒度+3、酸度1.5、製造年月2019.10」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名および蔵名「川亀」の由来について、愛媛県酒造協同組合・愛媛県酒造組合のサイトは「地区名である『川舞』と創業者である『二宮亀三郎』の一文字が由来です」と説明している。

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