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文化

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【4420】雅山流 純米 魂(がさんりゅう)【山形県】

2020.12.10 15:10
山形県米沢市 新藤酒造店
山形県米沢市 新藤酒造店

【E居酒屋にて 全6回の②】

 E居酒屋で、異業種交流飲み会を開いたとき、ママが「今日のお酒のほか、新規のお酒も入っていますよ。飲みに来てね」と声を掛けてくれた。常日ごろ、「新しい酒が入ったら教えてね」とお願いしている。効率良く「日本酒津々浦々」の取材をするには、この方法が一番だ。ということで、非常にありがたい声掛けだった。それから4日後、店の暖簾をくぐった。

 トップバッターは「栄光冨士 上撰 本醸造 辛口」。続いていただいたのは「雅山流 純米 魂」だった。新藤酒造店のお酒は、当連載でこれまで、「雅山流」4種類、「裏・雅山流」2種類の合わせて6種類を取り上げている。やわらかで大人しい酒、という漠然としたイメージを持っている。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 上立ち香は、極めてほのか。香りを非常に抑えている。やわらかな口当たり。軽い旨みを感じる。ほのかな酸が奥から、すこしずつじゅわじゅわと舌の両側から入ってくる。さらり、やさしい、きれいなお酒。ひとことで言うならば、淡麗旨口酒。

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合70%、アルコール分14度、製造年月2020.8」。使用米の品種名が非開示なのは残念だ。飲んでみて、やさしい酒という印象を持ったのは、アルコール分を14度と低く抑えているためかもしれない。

 酒名「雅山流」「裏・雅山流」の意味について、Webサイト「月の明かり」は、以下のように説明している。

 まず「雅山流」については「『雅山流』とは『山は動かぬもの、川は流れるもの』と人は日常において流れいく個々の物事に固定観念を持ちます。しかし、大自然に流れを任せたとき自然の万物はすべての繋がりの時間と共に流れている事に気づかされます。酒造りも『固定観念に捉われず、恵まれた自然の中で常に自然体で醸す』との考えから銘々されました」

 次に「裏・雅山流」については「これは無ろ過を『裏』と表現して、低価格を実現したお酒なのです」。

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