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文化

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【4343】上喜元 純米大吟醸 be after(じょうきげん)【山形県】

2020.9.20 18:39
山形県酒田市 酒田酒造
山形県酒田市 酒田酒造

【E居酒屋にて 全4回の③】

「Sogga pere et fils LE SAKE EROTIQUE」の5号酵母で醸した酒を飲むため、インターバルわずか5日間で再び、E居酒屋の暖簾をくぐった。今回「5」を飲んだ結果、わたくしがこれまで飲んだ同シリーズは、「1」「2」「3」「5」「6」「7」「9」となり、残るは「4」(4号酵母で醸した酒)だけとなった。ぜひ飲んでみなくっちゃ。

 この日2番目に飲んだのは「DATE 7 純米大吟醸」。そして3番目にいただいたのは「上喜元 純米大吟醸 be after」だった。「上喜元」は飲む機会が多い酒で、当連載でこれまで、16種類を取り上げている。派手さは無いが、しっかりした味わいのお酒というイメージを持っている。

 この酒を出すにいたった理由について、瓶の裏ラベルに書かれているので、以下に転載する。

「この商品は、今までのご愛顧への感謝の気持ちと、アフターコロナへ新たなスタートをきる皆様へ『少しでも日本酒を楽しんでもらいたい、ワクワクしてもらいたい』との思いで企画いたしました。今回お届けするのは『すべて純米大吟醸のスペシャルブレンド』となります。50%精米のR1BY(注…令和元年醸造年度《令和元年7月~令和2年6月》に製造したという意味)上喜元の至極の純米大吟醸をスペシャルブレンドでお届けいたします。『すこしずつ日常を取り戻せるように、明るい未来を追い求めたい(be after)』という願いを込めてお届けいたします」

 この酒は、コロナ禍で滅入っている日本酒ファンを元気づけよう、という趣旨で出されたものだったのだ。ただし、アフターコロナは現実的でなくなっている。今は「withコロナ」か。ワクチンと治療薬が流通して初めてアフターコロナになる。それはともあれ、この酒が「すべて純米大吟醸のスペシャルブレンド」というのが面白い。

 では、いただいてみる。香りは抑えている。さらりとした口当たりで、味が淡い。落ち着き感があり、極めて上品感がある。甘み、旨み、酸も淡い。その中にあって、辛みの存在感がある。キレが良い。余韻は辛みと苦み。飲み進めていくと、酸は奥の奥にほのかに顔をのぞかせる。ずばり、穏やかで淡麗水の如しのお酒だった。

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、アルコール分15度、製造年月20.06」。

 酒名「上喜元」の由来は、「日本の名酒事典」によると「上質な喜びを生む源になるという意味」と説明している。

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