メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

【4239】山本 純米吟醸 生原酒 Kakinuma 別注(やまもと)【秋田県】

2020.6.5 16:49
秋田県山本郡八峰町 山本
秋田県山本郡八峰町 山本

【S居酒屋にて 全12回の⑫完】

 仕事で知り合った飲み仲間TとA、そしてわたくしと元同僚のW。この4人で飲み会を開いた。場所は銀座のS居酒屋。キャパが大きく、置いている酒の種類も非常に多い。フロアマネージャーのような方は酒にめっぽう詳しい。酒の勉強をするのにもってこいの店だ。お酒はフロアマネージャー的なSさんにすべてお任せだ。

「ゆきおんな」「初亀」「天明」「魔斬」「御慶事」「楯野川」「真稜 至」「大倉」「若波」「自然郷」「よこやま」と飲み進め、最後12番目にいただいたのは「山本 純米吟醸 生原酒 Kakinuma 別注」だった。人気の「山本」の中でも別格的人気商品「山本 純米吟醸 潤黒(ピュアブラック)」(当連載【2385】)をほうふつとさせる“面構え”だ。わずかに違うのは、「ピュアブラック」はラベルの右肩に「潤黒」と書かれているのに対し、今回の酒は「純米吟醸」と書かれている。あとは同じだ。今回のお酒は、日本酒を取り扱う通販サイト「かき沼」の別注品だ。さて、いただいてみる。

 T 「おおおっ、これはゴージャス!」
 酒蛙「ラベルの黒さから濃醇酒を予感させるが、さほど厚みはなく、適度なボリューム感。すっきりさわやかな口当たり。キレが非常に良い」
 A 「これは旨い。たしかに旨い。別格の旨さだ」
 W 「これは美味しい。後味がしっかりしている」
 酒蛙「甘旨酸っぱい。とくに酸がチャーミングで、心地よい。ゆえに飲み飽きしない酒質。余韻は苦みがやや強め。いずれの味もとんがったところが無く、バランス良くまとまっている。バランスの良さがすごい。『酔鯨』をおもわせる香りをほのかに感じる。フレッシュ感がある」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「この商品は2007年に6代目山本友文が製造責任者として酒造りを始めた際に、主力の純米吟醸は自身の勉強も兼ねて一連の作業工程を手掛ける!というコンセプトのもと立ち上げたブランドです。その後10年が経過し山本の体力もおとろえたため、作業は若い蔵人が行い本人は司令塔として酒造りに携わっています。香りは敢えて控えめに抑え、柑橘系のフルーツを連想させるジューシーな酸味と、日本刀のような鋭いキレ味をイメージして造りました」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(秋田県産)米麹(秋田県産米)、精米歩合 麹米50% 掛米55%、アルコール分15度、製造年月2020.1」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

関連記事 一覧へ