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文化

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【3996】辰泉 純米 秋上がり(たついづみ)【福島県】

2019.10.10 18:28
福島県会津若松市 辰泉酒造
福島県会津若松市 辰泉酒造

【F居酒屋にて 全18回の⑰】

 2カ月に1回、M居酒屋で定例飲み会を開いているTU会。年に1回は遠征して飲んでおり、今回の店は、わたくしがここ数年お世話になっているF居酒屋だ。福島県出身の店主とスタッフの人柄が素晴らしく、酒のラインナップも料理の美味しさも文句なしだ。TU会7人が酒と料理を楽しんだ。

「仙禽」「聖山」「川鶴」「寒菊」「岩の蔵」「ブラックジャック」「やたがらす」「東鶴」「登龍」「幸姫」「望」「あづまみね」「鳳凰美田」「賀儀屋」「八咫烏」と15種類を飲んだところで、わたくしを除く6人が帰った。出来上がり、飲み飽きたためだ。

 このF居酒屋の店主は、わたくしが来店するというので、18種類の酒を用意してくれ、飲み会が始まる前に、ずらり18種類を並べて見せた。ならば、18種類を全部、味わってみなければいけない。集めてくれた店主に申し訳ない。ということで、わたくしだけが、残り3種類のお酒を味わうことにする。

 最初にいただいたのは「大信州 別囲い 純米吟醸 ひやおろし」。次は「辰泉 純米 秋上がり」だ。本日通算17種類目のお酒だ。「辰泉」は当連載でこれまで、6種類を取り上げている。味わいの幅があるラインナップで、ひとことで表現できない銘柄だ。さて、この酒はどうか。いただいてみる。

 非常にきれいな酒質。それゆえキレが良い。実に潔く、スパッとキレる。これが第一印象。酸を感じ、やや辛口ながら、旨みが適度。このため、軽快ながら穏やかさと丸みを感じる。そして、落ち着き感がある。おそらくは、ひやおろし効果だ。バナナにも似たセメダイン香(酢酸エチル香)がすこし感じられる。

 瓶のラベルは、この酒を以下のように紹介している。「◆香味まろやかな風味と『切れ味』の良さが特徴 ◆純米酒辰泉はやや辛口の清酒です」。「香味まろやかな風味」という表現は、ぼんやり聞いていると分かるが、きちんと聞くと意味が分からない。とくに「香味」と「風味」のどこが違うのか? と。

 ラベルのスペック表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合63%、製造年月19.9」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名および蔵名の「辰泉」の由来について、福島県産酒のPR&応援サイトの「fukunomo」は「名前の由来は、『白鹿』で有名な灘の辰馬本家に初代が勉強に行った縁でと伝えられますが、詳細は不明だそう」と説明している。

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