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文化

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【3994】八咫烏 限定純米 生酒(やたがらす)【奈良県】

2019.10.9 17:08
奈良県吉野郡吉野町 北岡本店
奈良県吉野郡吉野町 北岡本店

【F居酒屋にて 全18回の⑮】

 2カ月に1回、M居酒屋で定例飲み会を開いているTU会。年に1回は遠征して飲んでおり、今回の店は、わたくしがここ数年お世話になっているF居酒屋だ。福島県出身の店主とスタッフの人柄が素晴らしく、酒のラインナップも料理の美味しさも文句なしだ。TU会7人が酒と料理を楽しんだ。

「仙禽」「聖山」「川鶴」「寒菊」「岩の蔵」「ブラックジャック」「やたがらす」「東鶴」「登龍」「幸姫」「望」「あづまみね」「鳳凰美田」「賀儀屋」と飲み進め、15番目にいただいたのは「八咫烏 限定純米 生酒」だった。北岡本店のお酒は、当連載ではこれまで4種類を取り上げている。さて、いただいてみる。

酒蛙「旨い! フレッシュ感があり、しっかりとした味わい。吟醸香は適度。キレが良い」
TU「あっさりとした味」
酒蛙「コメの旨みがたっぷり出ており、濃醇。酸が立つ。カビ香・樽香・ばあちゃんの箪笥のような複雑な香味が実にいい」

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、使用米 奈良県産露葉風、山乃かみ酵母使用、精米歩合70%、アルコール分16度、杜氏 夏目大輔、製造年月 2019.8」

 使用米の「露葉風」(つゆはかぜ)は、愛知県農業試験場が1953年、母「白露」と父「早生双葉」を交配。育成と選抜を繰り返して品種を固定。1963年に命名された酒米。その性質について「風の森 露葉風 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒」(当連載【3864】)の裏ラベルは以下のように説明している。「奈良県のみ生産される酒米、露葉風。心白がとても大きく、調和のとれた複雑味のある味わいがその特徴です。ただ綺麗なだけではなく、奥行きと立体感のある酒質をお楽しみください」

 酒名「八咫烏」(やたがらす)の由来について、蔵のホームページは以前、以下のように説明していた。

「『やたがらす』とは神話に出てくる瑞鳥です。神武天皇が東征の際に熊野から大和に入る吉野の山中にて道に迷われました。
その際に天の神が道案内としてつかわした鳥が『やたがらす』であると言われています。『やたがらす』とは大きい鳥という意味であり三本足のカラスで中国や日本では太陽の精として信じられています。法隆寺の玉蟲の厨子後側の密陀絵に三本足のカラスの象徴の日輪があります。熊野本宮、那智、速玉の三社の御神鳥、また橿原神宮では交通安全の守護神として祭られています。また、日本サッカー協会での旗章に採用され日本代表のエンブレムになっています。北岡本店では大正時代、惣太郎が吉野とかかわり深い神武天皇の伝説にちなみ『八咫烏』を商標としました」

 また、ウィキペディアは、八咫烏が日本サッカー協会のシンボルマークに使われたいきさつについて、「これは、東京高等師範学校(東京教育大学を経た、現在の筑波大学)の漢文学者であり、日本サッカー協会の創設に尽力した内野台嶺らの発案を基に、日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助(内野台嶺の東京高等師範学校の先輩でもある)に敬意を表し、出身地である那智勝浦町にある熊野那智大社の八咫烏をデザインした物であり、1931年に採用された」と記述している。

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