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文化

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【3957】越後池田屋 純米吟醸(えちごいけだや)【新潟県】

2019.9.11 21:08
新潟県糸魚川市 池田屋酒造
新潟県糸魚川市 池田屋酒造

【日本酒研究会月例会 全5回の③】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は5人での月例会となった。

「天仁 特別純米 無濾過 生々」「菱湖 純米吟醸 一回火入」と飲み進め、店主が3番目に持ってきたのは「越後池田屋 純米吟醸」だった。「越後池田屋? 知らないなあ」とわたくしが言ったら、店主は「『謙信』の蔵ですよ」。なるほど。この蔵の酒はこれまで、当連載で3種類を紹介している。さて、いただいてみる。

 S 「完熟バナナの香りかな?」
 Y 「ハッカを感じる」
 酒蛙「さすがにハッカは無いんじゃないか? 含み香の吟醸香が適度に広がる。やや人工的な香りに感じる。その表現が難しい。かなりすっきりとした味わいで、甘み・旨みは少なめ。きれいで淡麗な酒質。キレも良い」

 瓶のラベルの表示は「アルコール分15度以上16度未満、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合50%、製造年月2019.6」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 池田屋というと、元治元 (1864) 年6月5日、京都・三条の旅館池田屋で新撰組が勤王派浪士を襲撃した事件が超有名。歴史好きなHは、飲む前、「おおおおっ、あの池田屋をおもわせるじゃないか! こりゃ、期待が持てるなあ」。わくわくしながら飲んだが、飲酒後は「期待していたのだが・・・」。Hのイメージと酒質は合致しなかったようだ。やはり、あの事件をおもわせる池田屋となると、強烈個性のエグい酒をおもってしまうが、じっさいは、すっきりきれいな淡麗酒とあっては、Hが戸惑うのも分かる気がする。

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