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文化

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【3921】八鶴 夏の純米 華さやか 生貯蔵(はちつる)【青森県】

2019.8.18 22:32
青森県八戸市 八戸種類八鶴工場
青森県八戸市 八戸酒類八鶴工場

【タケちゃん夫妻と 全3回の③】

 約100km離れた街から友人のタケちゃん夫妻が遊びにきた。いわく、わたくしがなじみにしている「うなぎ屋」で、わたくしがそうしているように、まったり、酒を飲みたいのだ、という。「うなぎ屋」で「鸞 大吟醸」を飲んだあと、これもタケちゃんの希望で居酒屋へ。「うなぎ屋」から歩いて数分の場所にある、なじみのB居酒屋へ。

 冷蔵庫の中から「奈良萬 純米 生貯蔵」に続いて「八鶴 夏の純米 華さやか 生貯蔵」を選択する。「八鶴」は、わたくしにとっての初蔵酒だ。いただいてみる。

 さわやか感があり、すっきり・さっぱりとした口当たり。酸がやや立ち、軽快な飲み口で、いかにも夏酒。余韻は軽い苦み。疲れない酒質なので、くいくい酒が進む。甘み・旨みは穏やかで少なめ。キレが非常に良い。

 蔵のホームページはこの酒を「スッキリとした清涼感を感じられるフレッシュな飲み口が特徴です」と紹介している。瓶のラベルの表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合60%、製造年月2019.6」。ホームページの表示は「使用米 華さやか、精米歩合 60%、アルコール度数 15度、日本酒度 +1.5、酸度 1.4」

 瓶の肩ラベルの表示は「青森県産酒造好適米 華さやか100%使用」。蔵のホームページは酒米について「【華さやかとは】日本酒の雑味成分の元となるアミノ酸の生成が極めて少ないという特徴をもつ酒造り専用のお米です」と説明している。

「華さやか」は青森県産業技術センター農林総合研究所が1997年、母「黒1900」と父「吟ぎんが」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定。2013年に命名、2015年に種苗法登録された、非常に新しい酒造好適米。

 華さやかブランド推進協議会(「華さやか」を使って醸造を行った、または今後行う予定の青森県内酒造メーカー7社で構成されている。今回の八戸酒類も加わっている)のサイトが、「華さやか」について詳しく紹介しているので、以下に転載する。
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「華さやか」は平成9年に地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所による品種交配で誕生しています。

■その類まれなる特性は偶然の発見から生まれました
ある時、同じ地方独立行政法人青森県産業技術センター内の弘前地域研究所の生命科学部の齋藤知明研究員が県内産の酒造好適米の分析を行ったところ、難分解性のタンパク質を含んだ品種を発見しました。それが今の「華さやか」です。

■米のタンパク質は出来た日本酒の酒質に影響
通常、米に含まれるタンパク質は醸造中にアミノ酸に分解されますが、そのアミノ酸が多いと出来上がった日本酒の雑味をつくり出すといわれています。そのため日本各地でアミノ酸の少ない醸造方法が研究されています。しかし、発見された品種に多く含まれてるプログルテンというタンパク質は難分解性のためアミノ酸の少ない日本酒が作りやすくなるのです。その結果、雑味の少ないすっきりとした味わいの日本酒になります。

■多くの方に愛されるおいしい日本酒造りを目指して
昨年末から醸造した商品は、初めての原料米ということもあり、これまでの日本酒づくりをベースに醸造しています。今後は原料米「華さやか」の特性を生かして、白ワイン様の日本酒、樽熟成の日本酒、低アルコールの日本酒、リキュール風の日本酒等々、日本酒ファンの皆様だけでなく日本酒が苦手な皆様にも愛される様々なタイプの日本酒づくりに地元清酒メーカーが励んでいます。
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 蔵のホームページは、生貯蔵酒について、以下のように説明している。「【生貯蔵酒】お酒を生のまま貯蔵し、瓶詰めの際に一度だけ火入れしたものです。常温での保管が可能です」

 酒名「八鶴」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「江戸時代に八戸藩を治めていた南部氏の家紋『向かい鶴』と、八戸の地名『八』を掛け合わせ『八鶴』と命名されました。また、現在も使われている感じの『八鶴』の文字は、日本画の巨匠であり大の酒好きとして有名な、横山大観の筆によるもので、『飲んだこともない酒の字を書けとは、見たことのない風景を描くがごとし』と言われ筆書き料として清酒4斗樽を送ったと伝わっています」

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