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文化

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【3912】竹雀 生もと 純米 無濾過生原酒 野網米(たけすずめ)【岐阜県】

2019.8.14 22:20
岐阜県揖斐郡池田町 大塚酒造
岐阜県揖斐郡池田町 大塚酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の⑤】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。毎月、M居酒屋で開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は異動で着任した新メンバー1人を加えた6人での月例会となった。

 店主が「萬歳北一 純米 醇」「クラシック仙禽 無垢 2019 生酛」「七本鎗 生酛純米 生酒」「鍋島 Summer moon 吟醸」に続いて5番目に持ってきたのは「竹雀 生もと 純米 無濾過生原酒 野網米」だった。

「竹雀」は今回の酒を含め、当連載で6種類を取り上げている。派手さは無いが、しっかりした味わいの酒、というイメージを持っている。さて、今回の酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「3番目に飲んだ『七本鎗』に似ている。『七本鎗』をもっと濃くした感じだ」
 Y 「造りが同じ生酛だからね。濃いもん」
 K 「インパクトがありますね~!!!」
 M 「酸が強く、ずっしり重い」
 S 「うん、重たいね。軽い今はやりの酒よりはいい」
 M 「ずっしり重いけど、口当たりはいい」
 酒蛙「含み香が、菌類的な香り。古本屋的な香りだ。それにしても味がつぇ~~~~!!! 酸が強く、旨みが太い。味が太い、味が強い、味が分厚い。旨みのカタマリ。いわゆる、フルボディー酒。いわゆる、ガツンとくる酒だ。それもヘビー級のパンチ」
 S 「そうそう。『七本鎗』を強くした感じ」
 酒蛙「裏ラベルの顔写真は濃い。ヒゲが濃い。眼鏡が濃い。酒も濃い」
 M 「いい酒だけど、(重いので)なかなか盃が進まない」
 K 「そうそう。晩酌のお供は厳しいっすね」
 酒蛙「樽香に似たような香りも感じる」
 K 「エッジが効いている」
 みんな「わーーーーーっ!!! Wの女将さんのキメぜりふと同じだああ」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「食事と支えあう柱のような酒。この土地この蔵でしか醸せない唯一無二の酒を醸したい。そんな思いから地元の農家と一緒に米作りから取り組み、蔵に生きる乳酸菌・酵母を育て醸した生酛純米酒です。『すずめ』の故郷をお楽しみ下さい。人から人へ、そしてまた人へ・・・」

 裏ラベルの表示は以下の通り。「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 岐阜県池田町産山田100%、酒米生産者 野網謙(父)瞬(兄)豪(弟)、精米歩合70%、アルコール分 17度以上18度未満、使用酵母 酵母無添加、酸度2.1、蔵元杜氏 大塚清一郎、製造年月 2019.04」

 酒名「竹雀」の由来について、特定非営利活動法人ドゥチュウブ DoChubuのサイトは、以下のように説明している。

「『大塚酒造』には『初霜』のほかにもう一つ有力な自社ブランドの酒がある。それが『竹雀』だ。杜氏である清一郎さんが一から開発した製品で、今年3期目の仕込みを迎える。『大塚酒造』にとっては全国に打って出る起死回生の酒である。清一郎さんは父清孝さんと同じ『東京農大』の醸造科を卒業後、三重県の蔵で2年間酒造りについて学んだ後、帰省。新しい酒造りに挑んだ。『竹雀』は『初霜』とは異なり、『山田錦』や『五百万石』といった酒造好適米を使った純米酒で、香りが良く、料理との相性も良い。清一郎さんが命名した『竹雀』は大塚家の家紋に由来する。
『清一郎は大学を卒業するまでずっと剣道をやっており、胴に家紋の《竹雀》をつけて戦っていました』と、清孝さん」

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