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文化

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【3830】宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒(そうげん)【石川県】

2019.6.11 22:16
石川県珠洲市 宗玄酒造
石川県珠洲市 宗玄酒造

【K居酒屋にて 全2回の①】

 K、T、わたくしの3人による不定期飲み会は、かれこれ10年以上続いている。今回、これにわたくしの同僚Wが加わり、S居酒屋で飲んだ。9種類の酒を飲んでから、近くのK居酒屋に歩いて転戦した。このK居酒屋も10年以上のおつきあいだ。置いている酒がすべて、燗酒に向くものとのこと。その方針が気に入っている。

 まず選んだのが「宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒」だった。以前、山田錦、雄町、五百万石、八反錦というコメ4種類を造り分けたシリーズを出していたが、わたくし、雄町だけ飲んでいなかった。ちー女将のYちゃんは、「そうよね~、雄町、本当に久しぶりだからね~」。この店は「宗玄」を中心にラインナップを組んでいる。当連載では、今回の酒を含め、「宗玄」を20種類取り上げているが、そのうち実に16種類が、このK居酒屋で飲んだものだ。

 さて、「宗玄 純米 無濾過生原酒」シリーズで雄町だけ飲んでいなかったので、大喜びで飲んでみる。まずは冷酒で。

 酒蛙「甘いな」

 K 「うん、甘い」

 ちー女将「香りがあって華やか。イメージしていたのと違ってた」

 酒蛙「豊かで落ち着感のある香り。ふくよかな甘みと旨みが中心。後味は辛みと渋みで、キレが良い。ばあちゃんのタンスのにおいが少しある」

 ちー女将「あははは」

 「宗玄」のことだから、おそらく燗酒が旨い設計になっているんだろう、と勝手におもい込み、燗酒を注文する。おおむね45℃前後の燗酒ができてきた。いただいてみる。

 K 「おおおっ、燗の方が旨い」

 酒蛙「うん。甘みと辛みが際立つね」

 K 「冷酒のときより旨い。ふくよかで力強い」

 酒蛙「うん、その通りだ。冷酒のときより味が膨らみ、複雑な旨みが広がる。燗酒の方が断然いいね。しみじみ旨い」

 瓶のラベルの表示は、「アルコール分17度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、岡山県産雄町100%使用、精米歩合55%、製造年月19.4」。

 酒名および蔵名「宗玄」の由来について、コトバンクは「酒名は、16世紀にこの地に居を構え、地名にもなっている蔵元当主家の姓」と説明している。瓶に書かれている地名を見てみた。「石川県 珠洲市宝立町宗玄24-22」。たしかに地名は宗玄だった。

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