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【3739】陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米 生原酒 おりがらみ(むつはっせん)【青森県】

2019.3.4 21:20
青森県八戸市 八戸酒造
青森県八戸市 八戸酒造

 登山愛好会みたいなグループの忘年会兼新年会が、なじみのH居酒屋で開かれた。もともとは同じ業種の山好きたちが主体の集まりだったが、会を発足させて7年たったら、メンバーの入れ替えがかなりあり、今では異業種間交流の場となっている。

 メンバーのAさんの現役時代は警察官。飲み会やキャンプになれば、必ずお酒を差し入れてくれる奇特なお方だ。今回は「陸奥八仙 ヌーヴォー 特別純米 生原酒 おりがらみ」を持ってきた。わたくしは「なぜ、このお酒を?」とたずねたら「酒屋さんに薦められたから」との返事。素晴らしい酒屋さんだ。なぜなら、わたくしは「陸奥八仙 特別純米」(火入れ)を、「ふだん飲みレギュラー酒」にしているからだ。

「陸奥八仙」は飲む機会が多い酒で、今回の酒を含め、当連載でこれまで15種類を取り上げている。今回の酒はどうか。いただいてみる。

  含んだ第一印象は「甘みを伴う旨みがたっぷりあり、これが、フレッシュ感あふれる酸と見事に融合している」だった。そして、リンゴのような果実香が適度で穏やか。やわらか、ふくよか、まるみがあり、やさしい飲み口だが、やや濃醇の、けっこうしっかりした味わいで、飲みごたえがある。余韻は軽い苦み。酸が良い芳醇旨ロタイプ。う~む、これは旨い。この酒を薦めた酒屋さんを褒めたい。

 瓶の裏ラベルの表示は以下の通り。「原材料名 米・米麹、原料米 青森県産華吹雪100%、精米歩合 麹55%・掛60%、醸造年度2018年度(30BY)、アルコール分16度、製造年月201811月」

「華吹雪」は青森県農業試験場が1974年、母「おくほまれ」(祖母が「山田錦)と父「ふ系103号」(祖母が「ササニシキ」)を交配。育成と選抜を繰り返し開発、1988年に品種登録された酒造好適米だ。「華吹雪」は、全国的人気の「田酒 特別純米」(青森県)に使われているほか、「飛露喜」(福島県)が大ブレークする一つのきっかけとなった「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」に使われたコメとして知られる。

 酒名「陸奥八仙」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「中国に古くから伝わる八人の仙人(酔八仙)にまつわる故事があります。それには、酒仙たちの様々な逸話や世俗の有り様など、興味深い酒の楽しみ方や味わい方が語られています。『陸奥八仙』は、この故事から引用し、飲む人が酒仙の境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けた」

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