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【3631】賀茂鶴 純米 南洲翁(かもつる なんしゅうおう)【広島県】

2018.11.10 21:59
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広島県東広島市 賀茂鶴酒造
広島県東広島市 賀茂鶴酒造

【キャンプにて 全2回の①】

 仲間が集まり恒例の秋キャンプ。山友で料理の好きな奴をコック長にお願いし、盛大に飲み食いする。アルコールは各自持ち寄り。集まった清酒は5種類だったが、このうち当連載に登場していない酒2種類を紹介する。

 まず飲んだのは「賀茂鶴 純米 南洲翁」。「賀茂鶴」は、今回の酒を含め、当連載で5種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 さらっとした飲み口。酸が出ている。この酸が旨みと甘みを連れてくる。中盤から辛みが出てくるが、旨みと一体となった辛さで、刺激的な辛さではない。穏やかで、まるみが感じられる酒だ。昭和レトロ的熟成感的クラシカル香味がすこしある。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「まろやかな辛口  収穫されたばかりの酒米を吟味し、丹念に磨き、寒中じっくりと伏流井水で仕込んだ、まろやかな味わいの純米酒です」

 ラベルの表示は「アルコール分14度以上15度未満、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合65%、日本酒度+4、仕込水 賀茂山系伏流井水、製造年月18.07.19」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 ところで、「南洲翁」とは、西郷隆盛の渾名として知られている。ネット情報によれば、鹿児島県限定酒とか。たしかに鹿児島県には清酒蔵は1蔵しかなく、さまざまな企画ものを受け入れるのは不可能。しかし、ラベルには、そのようなことは一切書かれていない。なぜ、広島県の酒蔵が、鹿児島県限定の清酒をつくるのだろう???

 酒名・蔵名の「賀茂鶴」の由来についてコトバンクは「酒名は、地名の『賀茂』を『醸す』にかけて、瑞鳥『鶴』と合わせて命名」と説明している。蔵のホームページの年表によると、1873年(明治6年)、木村和平が酒銘を「賀茂鶴」と命名とのこと。

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