「圧倒的リアリティー」と鈴村健一 映画「銀河英雄伝説」

2022年09月27日
共同通信共同通信
アニメの一場面。鈴村健一が演じるヤン・ウェンリー(ⓒ田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会)
アニメの一場面。鈴村健一が演じるヤン・ウェンリー(ⓒ田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会)

 

 劇場アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀」の「第一章」が30日に上映開始。主要キャラクターの1人、ヤン・ウェンリーを演じる声優の鈴村健一は「まるで実話を見ているような、圧倒的リアリティーと共感性のある物語。劇場でどっぷり浸ってください」と話す。(共同通信=高田麻美)

 田中芳樹のSF小説をアニメ化した人気シリーズ第4弾。はるか未来の宇宙を舞台に、専制国家「銀河帝国」と共和制の「自由惑星同盟」による果てなき戦争を描く。
 ヤンは同盟軍で「不敗の魔術師」と称される軍事の天才だが「決して前向きに戦争をしているわけではない」と鈴村。演じる際は「超人的なヒーローにならない」ことを心がけているという。「戦いへの迷い、いら立ちなど、ヤンの主観を大事に表現しています」

 アニメの一場面。ヤン(右)とユリアン(ⓒ田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会)
 アニメの一場面。ヤン(右)とユリアン(ⓒ田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会)

 

 「策謀」では、ヤンが息子同然の存在として手元に置いてきた少年ユリアンの巣立ちと向き合う。「本心ではユリアンを戦争に関わらせたくないと思いつつ、それでも軍人を目指す彼の意思を尊重して背中を押す。ヤンという人物のすばらしさを再確認した」と語る。

 鈴村健一。「民主主義の在り方や戦争の意味について、真剣に考える機会の多い今こそ見てほしい作品です」
 鈴村健一。「民主主義の在り方や戦争の意味について、真剣に考える機会の多い今こそ見てほしい作品です」

 

 鈴村自身も、妻で声優の坂本真綾との間に第1子が誕生したばかり。「親として子を慈しみ、見守り、育てるというのがどういうことなのか、ヤンの姿から学ばせてもらった」と感謝した。

 「策謀」は全3章。「第二章」は10月28日「第三章」は11月25日から上映。