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文化

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96歳小川ゆきよさん汐留で写真展 「笑顔」テーマに、活力もたらす

2022.5.24 15:17 共同通信

 

愛用のカメラを手にする小川ゆきよさん=東京都千代田区
愛用のカメラを手にする小川ゆきよさん=東京都千代田区
 

 東京の街で巡り合う何げない一瞬を捉え、見る者に活力をもたらしてきたアマチュア写真家の小川ゆきよさん(96)が、個展「笑顔 96歳 小川ゆきよ」を東京・汐留メディアタワーで6月5日から開く。 

小川ゆきよさんの作品。東京都台東区の仙蔵寺の住職と家族
小川ゆきよさんの作品。東京都台東区の仙蔵寺の住職と家族

 小川家の菩提寺「仙蔵寺」(台東区)の住職とその家族を写した作品からは、高らかな笑い声が聞こえてくるようだ。エレベーターではタトゥーをした外国人女性と乗り合わせ、そのほほ笑みを活写。また「上野」と題した1枚は、国立西洋美術館近くで雨にぬれた女性像のポスターを収めており、芸術の町の空気を醸し出す。

小川ゆきよさんの作品「上野」
小川ゆきよさんの作品「上野」

 今回はポートレートやアートスナップなど計約60点を展示する。特にポートレートは、被写体となった一人一人との出会いから生まれた、心を通わせた瞬間を捉えている。


 70歳で初めて海外へ。スイス訪問をきっかけに撮り始め、教室に通い、写真のとりこになった。現在も毎日、愛用のカメラを持って外出する。数年前には家族に内緒で、ハロウィーンで仮装した若者を撮影しに、渋谷に出かけたこともある。

 

街で興味引かれる造形物を見つけ、撮影する小川ゆきよさん=東京都千代田区
街で興味引かれる造形物を見つけ、撮影する小川ゆきよさん=東京都千代田区

 お気に入りのコンパクトデジタルカメラを首から掛け、登山靴で歩き回るのが小川さん流。カメラの設定はプログラムモードのみ。一歩、街へ踏み出すと「(またと)ないな!」と感じる瞬間を収めていくという。


 カメラは「私の相棒。これがあるおかげで、私の人生は楽しくなり、大勢の人と出会えた。その出会いに感謝を伝える展覧会です」と小川さんは話す。
 6月30日まで。汐留メディアタワー内「ギャラリーウオーク」にて無料。