文化
文化勲章を受けた漢字学者の白川静さん(故人)の研究を基にして、漢字の体系的な仕組みを楽しく伝える企画です。
常用(じょうよう)漢字表が2010年に改定され、「鬱(うつ)」が新しく常用漢字に加わりました。パソコンや携帯(けいたい)電話メールの時代を反映(はんえい)して、読めれば書けなくてもよい文字の代表とし ... [続きを読む]
神奈川(かながわ)県中心に展開(てんかい)する「有隣堂(ゆうりんどう)」という本屋があります。会社の沿革(えんかく)を読むと1909(明治42)年に横浜市で開店した屈指(くっし)の老舗(しにせ)書店 ... [続きを読む]
漢字には怖(こわ)い残酷(ざんこく)な字が多いです。その代表的な字を紹介(しょうかい)しましょう。 まず「飢饉(ききん)」の「饉」や「僅少(きんしょう)」の「僅」の右側の字形がイラストの一番上にあり ... [続きを読む]
「微(び)」と「徴(ちょう)」。似(に)ていますね。漢字を学び始めたころ、紛(まぎ)らわしくて困(こま)りました。でも困って当然、これらはよく似た行為(こうい)を表す字なのです。 「微」「徴」の異( ... [続きを読む]
「あの人は忍耐力(にんたいりょく)がある」。そんなふうに使う「忍耐」の「耐」の中に「而(じ)」の字形がありますね。この「而」は髪(かみ)を結ばず、頭髪(とうはつ)を切っている人の正面形です。この「而 ... [続きを読む]
人の生きる道を求めて、中国の春秋時代の思想家・孔子(こうし)が開いた教えが「儒教(じゅきょう)」です。また経済(けいざい)関係の用語に「需要(じゅよう)と供給(きょうきゅう)」の「需給」という言葉が ... [続きを読む]
「漢字」の体系(たいけい)的仕組みを紹介(しょうかい)してきましたが、この「漢字」の「字」について説明しましょう。 「字」の「宀(うかんむり)」は廟(みたまや)の屋根の形です。「子」が生まれ、一定の ... [続きを読む]
イモは好きですか。サトイモ、ジャガイモ、サツマイモの「芋(いも)」です。その「芋(う)」と「宇宙(うちゅう)」の「宇」に同じ字形がふくまれていますね。その関係を紹介(しょうかい)しましょう。 「芋」 ... [続きを読む]
やっぱり漢字って、面白いな。旧字(きゅうじ)のほうが分かりやすい字もあるなと思ったのは、「平」という字の説明を白川静さんの字書で知った時です。 「平」は「于(う)」と「八」を合わせた形の文字です。「 ... [続きを読む]
今年は「午年(うまどし)」ですね。「午(ご)」は十二支(し)の獣(けもの)の名前に当てはめて「うま」と読みますが、もともとは、「杵(きね)」の形をした器のことです。古代中国では、この杵の形をした「午 ... [続きを読む]