(727) 日本で一番大きい鳥 最後に配ってくれたカードには?     タンチョウ

2022年09月03日
共同通信共同通信
緑いっぱいの中を歩くタンチョウのオス、コウセイ
緑いっぱいの中を歩くタンチョウのオス、コウセイ

 

 北海道旭川市の旭山動物園。タンチョウ舎の前に人が集まっている。そばに行くと、担当の高井正彦(たかい・まさひこ)さんの「なるほどガイド」が始まっていた。

 「ふだんは5センチぐらいですが、興奮すると頭の後ろぐらいまで真っ赤っ赤になります」。頭のてっぺんの赤い部分のことらしい。

 タンチョウは漢字では丹頂(たんちょう)。丹(たん)は赤色、頂(ちょう)はてっぺんのことだ。

 説明が続く。「日本では一番大きい鳥と言われ、羽を広げると2メートル40センチぐらいになります」

 世界にはツルが15種いる。そのうち14種は日本語名で「○○ヅル」だけれど「タンチョウはタンチョウです」。すっきりしていてかっこいい。

 動物園でやるえさを見せてくれた。ツル用の固形のえさ、チンゲンサイ、ワカサギやシシャモ、ホッケなど。

 広々として緑いっぱいのタンチョウ舎を2羽がゆっくり歩いている。メスのノモ子とオスのコウセイだ。

「コウセイはけがをして保護された。左羽が半分ないので空を飛べません」と高井さん。

広々としたタンチョウ舎。手前はオスのコウセイ、奥はメスのノモ子
広々としたタンチョウ舎。手前はオスのコウセイ、奥はメスのノモ子

 

「獣医師さんに治してもらって復活しました。ノモ子と仲良くなって、命をつなげていってほしい」

 最後に高井さんが配ってくれたカード。タンチョウが道路を横切る写真の横に「道路にいるタンチョウは、飛んで逃げません。車のスピードを落としてね!」。事故で死なせたくないと思った。(文・写真、佐々木央)