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生きもの大好き

動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。

(721) 2重のあみでヘビから守る シマリス 

2022.7.30 12:00
もようがくっきり
もようがくっきり

 東京都町田市の町田リス園。入ってすぐ、小さいケージから鳴き声が聞こえてきた。文字にすると、ククッとかキキッという感じの高い声だ。

 のぞきこんだら、かわいらしいリスがいた。クリッとした黒い目。目のまわりが少し白いので、黒さが強調されている。せなかと顔に、こげ茶色のしまもようがある。

 シマリスという種で、園長の樋口健治(ひぐちけんじ)さんによると、日本では北海道だけにいる。やさしそうに見えるけれど「繁殖期には、はげしくたたかいます」と樋口さん。

 シマリスのケージは、もっと大きなものも二つあって、あみでできた空中トンネルでつながっている。ケージの中のえさ皿には野菜の葉や果物、ヒマワリの種。ケージのあみは2重だ。

 「実はアオダイショウにおそわれたことがあったんです」。アオダイショウは、ケージの中に入りこみ、シマリスを丸のみにした。そうしたら、おなかが太くなって、あみをぬけられなくなっていたそうだ。2重あみにしたら、そんなことはなくなった。

 町田リス園は34年前、障害のある人の働く場としてつくられた。

 「障害のある人もない人も、動物の世話やそうじ、えさ作りといった仕事を仲良く楽しくやっています」。来る人も働く人も動物たちも楽しいリス園。ずっと続いてほしい。(文・写真、佐々木央)=2022年4月配信

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