(708) もぐるのも飛ぶのも得意 ウミガラス

新潟市の水族館、マリンピア日本海にある「水辺の小動物」のゾーンに入ると、ガラスばりのプールの水面に、背中や顔が黒くて、おなか側が白い鳥が、うかんでいた。説明を見ると、ウミガラスという鳥だ。
動物園や水族館にはさまざまな生きものがいる。その魅力(みりょく)を探ろう。
担当の平山結(ゆい)さんがプールの奥の岸からえさを投げ入れ始めた。ウミガラスが次々ともぐる。すごいスピードだ。つばさをすばやく動かして泳ぐ。写真を撮ろうとカメラをかまえたら、ぎゅっと反転してあっちへ行ってしまった。
平山さんによると、太平洋北部や大西洋北部、北極海にいる鳥で、日本では春に北海道の北西、天売島(てうりとう)に来て繁殖する。「1960年代には数千羽来ていたんですが、一時は20羽以下までへりました」。保護に取り組み、去年は91羽まで増えた。
もぐってつかれたのか、今度は陸にあがって立っている。ちょっとペンギンに似ている。
「ペンギンは飛べないけれど、ウミガラスは飛ぶのも得意です。小さいつばさを高速で羽ばたいて、低空を直線的に飛ぶんですよ」
ここにはオスが3羽、メスが2羽いる。日本で飼育しているのは、ほかに東京都と福島県の水族館だけ。「名前さえ聞いたこともない鳥かもしれません。まず、こんな鳥もいるんだよっていうことを知って、関心を持ってほしいです」(文・写真、佐々木央)=2022年1月配信
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